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いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

哲学

「交換」について考えてみた。

昔のブログに書いた記事から。 書いたのは2004年9月3日で、書いた時のタイトルは『交換。』。 Chronicle 2ndを聞いていて、ふと思ったことのメモ。 Chronicle 2ndアーティスト: Sound Horizon,霜月はるかメディア: CDこの商品を含むブログを見る ちなみに、…

時間に関する思考実験。

この前、言語の限界に関する考察を書いた。 この中で、時間論について少し触れた。 なので、昔書いた時間に関する思考実験を少し。 書いたのは、2004年11月3日。 時間についての、自分の考えをとりあえずまとめたもの。 とりあえず、思考実験を。 問1. もし…

言語の限界について考えてみた。(まとめ)

これまでの各記事は以下から。 はじめに / 上下左右のない世界 / 疑問と根本的な限界 言語の限界について考えてみた。(その1) - いものやま。 言葉と意味、知っているということ 言語の限界について考えてみた。(その2) - いものやま。 「限界」のモデル…

言語の限界について考えてみた。(その5)

前回の続き。 今回が最後で、書いたのは2007年の12月30日。 言語に対するモデル 「犬をください」これは授業で扱ったプリントに載っていた四コマの出だしである。 この後、店員はどんな種類の犬を欲しがっているのかを尋ねるのだが、客の主張はどんな種類の…

言語の限界について考えてみた。(その4)

前回の続き。 今回は(6)で、書いたのは2007年12月27日。 時間はどこからやってくるのか 「時間はあっという間に過ぎ去ってしまう」「一年はあっという間だった」という言葉はよく聞かれる。 しかし、なぜそう感じるのかということを考えてみると、これは不…

言語の限界について考えてみた。(その3)

前回の続き。 今回は(4)と(5)で、書いたのはそれぞれ、2007年11月10日、11月24日。 「限界」のモデル ところで、「限界」という言葉を何気なく使ってきたが、これからより厳密な議論を行っていくために、この「限界」という言葉について、考察を加えてお…

言語の限界について考えてみた。(その2)

前回の続き。 今回は(3)で、書いたのは2007年10月21日。 言葉と意味、知っているということ 言葉の意味とは何であろうか。 この問いに対して、飯田隆の『ウィトゲンシュタイン』によれば、後期のウィトゲンシュタインは次のように考えていたという。 スロ…

言語の限界について考えてみた。(その1)

この前、「自分探し」に関する昔の記事を紹介した。 この中で、「限界」のモデルについて言及している部分があったけど、それに関連したこれまた昔の記事を紹介。 書いたときのタイトルは『言語の限界に関する考察。』で、(1)〜(7)の長編だったので、こ…

「自分探し」について考えてみた。

前回、PULLTOP繋がりの昔の記事を紹介した。 この中で言及している記事をこのブログではまだ紹介していなかったので、その紹介。 書いたのは2004年11月5日で、そのときのタイトルは『自分探し?。』。 「自分探し」なるものについて。 他のブログを読んでい…

「夢」を語ることについて。

前回、PULLTOPのゲームに関連した昔の記事を紹介した。 その繋がりで、これまた昔に書いた記事をちょっと紹介。 書いたのは2005年の9月30日。 書いたときのタイトルは、『夢。』 『夏少女』というゲーム(※18禁)をやっていて、印象に残ったところがあったの…

ゲームと文学と萌えと異化。

この前書いた言葉にするということ。 - いものやま。に関連して、同じPULLTOPのゲームに関して言及した昔の記事をちょっと紹介。 書いたのは2005年6月20日。 このブログでこういうのを書くのはよそうと思ってたんだけど、とあるゲームをやっていて、どうして…

言葉にするということ。

Twitterを見てたら、次のようなツイートが。 わかる。言葉や文字にすると、すごく強化されるんだよねぇ。— ひげくまごろう@奥やん赤子やん大好きマン (@kumagoro_h) 2017年2月2日 これを見て、昔書いた文章を思い出したので、紹介しようかな、と。 書いたの…

選択と責任の話。

つい最近、『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のことを教えてくれた。』(以下、『ニー哲』)を読んだ。 ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。作者: 原田まりる出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2016/09/30メディ…

『人工知能のための哲学塾』を読んでみた。

『人工知能のための哲学塾』を読んだので、感想とか。 人工知能のための哲学塾作者: 三宅陽一郎出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社発売日: 2016/08/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る この本は「何を」扱っているのか ディープラーニ…

『ロボットの心 7つの哲学物語』を読んでみた。

ここ数日、過去に書いた文章を引っ張り出してきてるけど、これも過去に書いたもの。 書いたのは2004年8月31日。 『ロボットの心 7つの哲学物語』(講談社現代新書、柴田正良 著)を読んでいてふと思ったことのメモ。 ロボットの心-7つの哲学物語 (講談社現代…

『存在』を生むもの。

昨日は『ちょびっツのツの字』に投稿した文章を紹介した。 この文章には「関係性」の哲学がよく表れているんだけど、いろいろ足りていない部分がある。 その足りていない部分に関する、当時の自分の問題意識を書いた散文を紹介してみる。 書いたのは2003年の…

大切な『ココロ』。

昨日の記事に関連して、『ちょびっツのツの字』に投稿した他の文章も。 ちょびっツのツの字―Chobits fan book (KCデラックス)作者: CLAMP出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/03メディア: コミックこの商品を含むブログを見る 昨日の記事は、以下から。 以…

「この身体」の位相性について。

昨日、シンギュラリティに関する話をした。 ここでは最後にステークホルダーになるための身体の必要性について述べた。 そのことに関して、昔自分が書いた文章をちょっと思い出したので、紹介したいと思う。 ちょびっツのツの字 自分はCLAMPが好きなんだけど…

シンギュラリティはやってくるのか。

AlphaGoが囲碁のトップ棋士に4-1で勝ち越したことで、にわかにシンギュラリティ(技術的特異点ーー AIが人間を超えること)が起こる真実味が増してきた、というのがある。 これに関して、自分が思っていることを書いてみたい。 ちなみに、シンギュラリティに…

キーボード。

自分が昔ブログに書いた文章を見ていて、そういえばこんな記事も書いてたよなというのがあったので、こちらでも。 以下の記事の中で引用している文章は、ホントに素晴らしいと思う。 書いたのは2005年9月20日。 先日、母校の文化祭に行って手に入れた文芸誌…

傲慢は哲学をスピリチュアルに至らしめる。

Twitterを見たいたら、次のようなツイートがあった。 たとえばこの私が我を忘れて映画に没頭していたとする。この場合「世界」と「私」は映画と一致する。そして映画の世界に私が登場しなくても映画を見ることができるように、この世界にこの私が登場してい…

「ネガティブ投票」という投票方式を考えてみた。

昨日は多数決について考えた。 それに関連して、昔考えた「ネガティブ投票」というのを紹介してみたい。 ネガティブ投票って? 普通の選挙の投票は、「この人を当選させたい」というポジティブなものになっている。 これに対して、自分の考えた「ネガティブ…

「多数決」について改めて考えてみた。

以前、多数決に関して、以下のような記事を書いた。 これは「投票された割合に応じて権限を与えるべきでは?」という意見に対して、数学的な視点から分析した話。 これとは別に、ちょっと思ったことがあったので、今日はそれについて書きたい。 功利主義と世…

『数学する身体』を読んでみた。

『数学する身体』が気になったので、読んでみた。 数学する身体作者: 森田真生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/10/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る 概要 数学は高度に抽象化され、もはや現実の世界に縛られることなく、論理の世界…

『深夜の赤信号は渡ってもいいか? いま使える哲学スキル』を読んでみた。

昔、『空想哲学読本』という本を読んで面白かったので、同じ著者の書いた『深夜の赤信号は渡ってもいいか? いま使える哲学スキル』という本を読んでみた。 深夜の赤信号は渡ってもいいか? いま使える哲学スキル作者: 富増章成出版社/メーカー: さくら舎発…

『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』を読んでみた。

本屋をブラブラしていたら、面白そうな本をみつけた。 タイトルは『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』。 田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」作者: 渡邉格出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る…

「似ている」の対称性と非対称性。

昨日の記事に関連して。 せっかくなので、忘れないうちに書いておく。 「似ている」の対称性 まずは「似ている」の対称性から。 似る、というのは、本来的には双方向的で、すなわち、一方が他方に似ている、というのであれば、同時に他方は一方に似ているこ…

「神様」について考えてみた。

体調が悪いので、縮小更新。 昔書いた文章から。 書いたのは2004年の9月11日。 (書いたときのタイトルは、単に『神様。』) 神様についてちょっと考えた。 まぁ、以下に書くことは、何を今更、と思う人もいるだろうけど。 さて、こういった議論をするときに…

何かが「変わる」というのは、何かが「変わっていない」ということ。

以前、『足の裏に影はあるか? ないか?』の感想を書いた。 そのとき、サラッと次のようなコメントを書いた。 ポイントは、「何かが『変わる』というのは、『変わっていない』部分があって初めて成り立つ」ということ。 昔のブログを見ていたらこのことへの…

人工知能に「身体性」が必要なわけ。

昨日の記事で、最後に次のようなことを書いた。 もっとも、今の考えとはちょっと違っていて、AIとの関連から身体性については述べていたんだけど。 具体的には、AIを開発したとしても、そのAIが自身の感情や行動を表現したり、あるいは他から影響を受けたり…

文学フリマで出す新刊『ゆうら』が完成。

第21回「文学フリマ東京」で新刊として出す『ゆうら』がやっと完成した。 見た目 見た目はこんな感じ。 溢れ出す手作り感w 製本に関して 今回は『哲学散歩道』を作ったときとは違って、ホッチキスを使った製本。 印刷した紙を折って、ホッチキスで留め、製本…

文学フリマで出す予定の新刊『ゆうら』の表紙を作ってみた。

第21回「文学フリマ東京」で新刊として出す予定の『ゆうら』の表紙を作ってみた。 完成品 とりあえず、完成品がどんなふうになったかから。 ただ、印刷すると少し色合いが変わったりするので、まだ少し調整するかも。 メイキング ここからはメイキングの話w …

「朝三暮四」について考えてみた。

この前、友人と会って話をしていたとき、「朝三暮四」という故事成語についてちょっと考え直すことがあったので、それについて。 あと、それに関連する強化学習の話やお金の話とか。 ことの起こり どういう文脈で「朝三暮四」という言葉が出てきたのかをちゃ…

『足の裏に影はあるか? ないか?』を読んでみた。

最近、入不二先生の『あるようにあり、なるようになる』を読んでる。 あるようにあり、なるようになる 運命論の運命作者: 入不二基義出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/07/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る こちらの感想はまた別に書…

同人誌を製本してみた。(その3)

昨日は本文の組立てまで説明した。 今日は表紙の作成と、全体の組立てをやっていく。 黄ボール紙の裁断 まずは黄ボール紙の裁断から。 あらかじめ書籍用のサイズにカットされた黄ボール紙も売ってるんだけど、自分が買ったのは四切判の大きなものなので、適…

同人誌を製本してみた。(その2)

昨日は本文の印刷まで説明した。 今日は本文の組立てをやっていく。 本文の裁断 まずは本文の裁断から。 これは何をやるのかというと、A5の内容をA4の紙に印刷したので、半分に切って、A5サイズにするという作業。 実際のところ、これは裁断する代わりに折る…

同人誌を製本してみた。(その1)

自分は哲学が好きで、『哲学散歩道』っていう同人誌を書いたりしてる。 今日は、その『哲学散歩道』をどうやって製本したのかを、ちょっと紹介してみたい。 完成した本の姿 手順などを紹介していく前に、まずは完成した本の姿を紹介しておきたい。 思ったよ…

哲学書の「難しさ」に関して思ったこと。

自分は哲学が好きだけど、哲学者本人の書いた、いわゆる「哲学書」というのはほとんど読まない。 なぜって、理由は簡単で、「難しい」から。 なので、哲学に関する本を読むとしても、それは(例えば飲茶さんが書いた『14歳からの哲学入門』のような)「哲学…

『14歳からの哲学入門』を読んでみた。

飲茶さんの新刊、『14歳からの哲学入門』を読み終わったので、その紹介と感想など。 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト作者: 飲茶出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2015/07/27メディア: 単行本この商品を含むブログを見る コンセプトとか …

抽象化について考えてみた。

たろいもさんが抽象化に関して興味深い記事を書いていた。 自分の思考法をアウトプットしてみる - むじゃき なので、抽象化に関する自分の考えを書いてみたいと思う。 抽象化と体系化 引用元のブログでキーワードとなっているのが、「抽象化」と「体系化」と…