いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『正義の教室』を読んでみた。

飲茶さんの新刊、『正義の教室』を読んでみたので、その感想とか。 正義の教室 善く生きるための哲学入門作者: 飲茶出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2019/06/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 「正義」って何だろう? …

技術書典7 はじめてのサークル参加meetupに行ってきた。

はい、というわけで、技術書典7にサークル参加で申し込んだ。 当選したら、技術書生やす! 技術書典については、以下の公式ページや、自分が一般参加したときのレポートを参照: はじめてのサークル参加meetup 今回行ってきたのは、以下のイベント: 技術書…

「Lucid, the Dataflow Programming Language」を翻訳してみた。(その12)

前回の続き。 2.7 遅延評価 しかし、Iswimの操作的(動的)解釈として、より適切なものがある。 この方法論では、プログラムは実行されると考えるのではなく、プログラムは評価されると考え、その評価は必要に応じて行われるとする。 この評価の方法は、必要…

「Lucid, the Dataflow Programming Language」を翻訳してみた。(その11)

前回の続き。 2.6 Iswimでの呼び出しと束縛 手続き的解釈の適用には注意が必要である。 というのも、そうでなければ、スコープ規則に関して間違いが生じる可能性があるからだ。 特に、グローバル変数を含む関数定義の正しい解釈について注意する必要がある。…

「Lucid, the Dataflow Programming Language」を翻訳してみた。(その10)

前回の続き。 2.4 サンプルプログラム where節の本体が「補助定義」であるという非形式的な考え方に形式的意味論がどう一致しているかを説明するために、前に出てきた次の式を考えてみる: C + A * Z where A = 5; B = 5; C = Z * A + 1 where A = 3; Z = A …

「Lucid, the Dataflow Programming Language」を翻訳してみた。(その9)

前回の続き。 2.2 Iswimの構文 Iswim()という言語の(抽象)構文(syntax)と意味論(semantics)は代数によって完全に定まる。 Iswimファミリはシンプルであり、以下の数段落で合理的で正確な仕様を与えることが出来る。 代数が与えられると、そのシグネチ…

「Lucid, the Dataflow Programming Language」を翻訳してみた。(その8)

前回の続き。 2.1 代数 プログラミング言語についての質問で最もよくされるものの1つは、「その言語にはどのようなデータ型があるのか?」というものである。 言い換えれば、どんな種類のデータがその言語では扱われるのか、ということである。 この質問に対…

「Lucid, the Dataflow Programming Language」を翻訳してみた。(その7)

だいぶ間が空いてしまったけど、久々に。 2. ISWIMと代数 Lucidは定義型言語(definitional language)である。 すなわち、Lucidプログラムの文(statement)はストリームとフィルタを定義する式であり、格納場所を更新するコマンドではない。 Lucidはこの意…

TeXをMarkdown記法でも使ってみた・改。

以前、をMarkdown記法で使う方法についての記事を書いた: この中で、pre要素を使うというHackをしたわけだけど、1つ問題があった。 それは、Markdown記法の```を使うと、pre要素内のの数式が正しく出なくなる場合がある、というもの。 回避策として、pre要…

階段昇降問題を解いてみた。

事の起こりは、以下のツイート: 長男がいきなり「3歩進んで2歩下がる」と言って、次男が「ってことは、1歩しか進まないよね」と言ったので、「15段の階段で毎日『3歩進んで2歩下がる』を繰り返したら、何日目に15段目に着くか?」と聞いてみた。予想通りに…