いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

OOC2024で登壇してみた。

3/24(日)にお茶の水女子大でObject-Oriented Conference 2024 (OOC2024)が開催された。

今までカンファレンスで発表したことはなかったんだけど、オブジェクト指向に関する話を発表できる機会ということで、せっかくだからとプロポーザルを出してみた。 そしたらなんと採択してもらえたので、登壇して発表してきた。

その発表の概要と感想とか。

発表の概要

タイトルは「オブジェクト指向の修得はなぜ難しいのか」。

スライドはこちら:

ざっくりと内容を紹介すると、プログラミングを学ぶと普通は「処理の流れ(フロー)」に注目して「トップダウンで処理を分解」してプログラムを書いていく(これを自分は「フロー指向」と呼んでいる)けど、オブジェクト指向だと実はそうしなくて、「データ」に注目して「ボトムアップで部品を組み上げ」てプログラムを書いていくので、考え方が180度違うから学ぶのが難しいんだよ、といった感じ。

ちなみにこれに近い内容が増田さんのセッションでも出てきてて、ちょっと嬉しかったw

p.16の「オブジェクト指向プログラミングの設計スタイル」で、「機能 vs データ型」で「データ型」が、「ブレークダウン vs ビルドアップ」で「ビルドアップ」が選ばれてるのがそうで、これは自分のオブジェクト指向の理解と同じになっていて、またここで「機能 & ブレークダウン」を選ぶと自分が呼ぶ「フロー指向」になっている。

感想とふりかえり

オンラインのLTで発表したことはあったけど、オフラインの場でそれなりの人を前にして発表するのはほぼ初めてということもあり、かなり緊張した。

ただ、今回は事前に原稿を用意したり少し練習しておいたのもあって、なんとか話し切れた気はする。

この原稿を用意したのがよかった点で、実際のところ、本番のときに原稿を見る余裕は全然なかったんだけど、説明の流れや言葉選びをあらかじめ推敲する機会が生まれてたので、詰まることが少なくスムーズに進められたと思う。 まぁ、もうちょい練習した方がよかった感じはあるけど(ただ本番のテンションで練習するはなかなか難しい・・・)。

あと、今回すごく助かったのが、すごく頷きながら聞いてくれる方が会場にいたこと。 その方を見つけられたことで、途中からは緊張も和らいで発表できたと思う。 リアクションしてくれる聴衆って大事なんだなぁと実感した。

ただ、それは本当にラッキーで、今思えばその方以外の聴衆の反応は全然見れてなかった。 もっと意識してリアクションしてくれる方を探さないとダメなんだろうなぁ。 次があったら意識してみたいと思った。

少し関連することで、タイムキーパーの方が残り時間を表示してくれていたんだけど、全然気づけてなかった。 やっぱり緊張してて視野が狭くなってるんだろうなぁ。

タイムキープに関しては別の反省点も。 iPhoneでストップウォッチを使って時間を見ようとしてたんだけど、気づいたらロックがかかってて見れなくなってることが何度か。 これはLTでも同じミスをしたことがあって、それを回避するために「おっかけプレゼンタイマー」というツールを導入してたんだけど、今回はネットワークに繋げられない環境だったので、このツールが使えずに同じ過ちを繰り返してしまった。

ネットワーク使えないときは気をつけるようにしないと。

とまぁ、初めてだったこともあっていろいろ反省点はあったけど、無事発表できたので、とてもいい経験になったと思う。 次があったらもうちょっと改善していきたいなぁ。

今日はここまで!