TeX
技書博10で配ったフリーペーパーの内容をブログにも書いておく。 = 組版? といえば普通は組版を思い浮かべると思う。 けどが実際にやっているのは一列に並んだトークン(≒命令)を順に処理しているだけだったりする。 組版できるのはそういった命令の中に組…
でちょっと困るのが箇条書き(itemize環境、enumerate環境)でのインデントの調整。 いろいろ設定項目があって、よく分からなくなることが多い。 ここではjlreqドキュメントクラスを使ったときのインデントの調整方法を残しておく。 これはTeX & LaTeX Adve…
これまでの各記事は、以下から。 基本 TeXで同人誌を作ってみた。(ビルド環境構築) - いものやま。 TeXで同人誌を作ってみた。(フォント周り) - いものやま。 デザイン TeXで同人誌を作ってみた。(見出しデザイン) - いものやま。 TeXで同人誌を作って…
長かった振り返りも今日で終わりで、最後は使ったパッケージの紹介。 okumacroパッケージ いろいろ入ったパッケージ。 自分が使った機能はルビと均等割くらい(のはず)。 colorパッケージ 色関係のパッケージ。 今回は\textcolor[gray]で文字の濃さをしてい…
今日は自分が定義したマクロを軽く紹介。 小物 まずは簡単なものから。 % 空行 \newcommand{\emptyline}{\vspace{\baselineskip}} % 三点リーダ \newcommand{\santen}{$\cdots\cdots$} % 倍角ダーシ \newcommand{\dash}{------} このあたりは必要ならあとで…
今日は電書版でリンクをつける方法について。 なお、印刷用と電書用の分離については以下を参照: hyperrefパッケージ ファイル内でリンクによる移動ができるようにするにはhyperrefパッケージを使う。 ただし、和文だと問題があるようなので、pxjahyperパッ…
今日は電書版について表紙/裏表紙の画像を載せる方法について。 印刷用では表紙/裏表紙は別ファイルとして作成するのでPDFに入れる必要はないんだけど、電書版の場合は入ってないと格好がつかない。 けど、単に画像を貼ろうとすると本文領域のところに出力さ…
今日は隠しノンブルの出力について。 なお、印刷用と電書用の分離については以下を参照: 隠しノンブルとは まずノンブルというのはページ番号のこと。 ただ、ページ番号は途中までi, ii, ... として、途中でリセットして1, 2, ... としたりすることがある。…
今日は昨日の記事で省略したトンボの出力について。 トンボとは そもそもトンボって何?という話。 トンボというのは裁断の目印となるマークのこと。 紙の大きさとピッタリ同じデザインだと、紙の裁断が少しズレると微妙な空白が入ってしまったりする。 それ…
今日は印刷用と電書用でソースを分離した話について。 印刷用と電書用での要件の違い 印刷用のPDFと電子書籍用のPDFでは、必要な要件が異なってくる: 印刷用 トンボが必要 隠しノンブルが必要 電子書籍用 表紙/裏表紙の画像が必要 ページ間のリンクが必要 …
昨日に引き続き、同人誌制作の振り返り。 今日は索引の作り方について。 なお、とは区別せずに扱っている。 参考にしたのは以下: LaTeX2ε辞典 増補改訂版 (DESKTOP REFERENCE)作者: 吉永徹美出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2018/08/24メディア: 単行本(ソ…
技術書典7にサークル参加したことの振り返りも終わったので、同人誌制作の振り返りへ。 今日は参考文献の一覧の作り方について。 なお、とは区別せずに扱っている。 参考にしたのは以下: LaTeX2ε辞典 増補改訂版 (DESKTOP REFERENCE)作者: 吉永徹美出版社/…
同人誌を作るときに必要となるのが奥付。 これはその同人誌を発行したのが誰か分かるようにし、何かあったときに問い合わせが出来るようにするため。 印刷所を使う場合、印刷所の名前も入れることになる。 仕様 今回、奥付は次のようにすることにした: 連絡…
今日はページスタイルの作成について。 なお、とは区別せずに扱っている。 参考にしたのは以下: LaTeX2ε辞典 増補改訂版作者: 吉永徹美出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2018/08/24メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 余談だけど、の入門書という…
今日もの話で、目次のデザインについて。 なお、とは区別せずに扱ってる。 参考にしたのは以下: LaTeX2ε辞典 増補改訂版 (DESKTOP REFERENCE)作者: 吉永徹美出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2018/08/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブロ…
今日もでの同人誌制作について。 今日は見出しのデザインについて。 なお、昨日と同様でとは区別せずに扱ってる。 参考にしたのは以下: LaTeX2ε辞典 増補改訂版 (DESKTOP REFERENCE)作者: 吉永徹美出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2018/08/24メディア: 単行…
昨日に引き続き、同人誌制作にを使って学んだことについて。 今日はフォント周りについて。 なお、現時点での理解を書いていて正確性には欠けるので注意。 あととを区別せずに扱ってる。 参考にしたのは以下とか: [改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門作者: 奥…
今日からはを使って学んだことをまとめていく。 なぜを使ったか 文章が主体の同人誌を作る場合、組版に使えるソフトはいくつか候補がある。 特に有力なのがRe:VIEW。 実績が多く、また同一ソースから複数のファイル形式に出力できる魅力がある。 ただ、以下…
以前、をMarkdown記法で使う方法についての記事を書いた: この中で、pre要素を使うというHackをしたわけだけど、1つ問題があった。 それは、Markdown記法の```を使うと、pre要素内のの数式が正しく出なくなる場合がある、というもの。 回避策として、pre要…
はてなブログで記事を書くときには、いくつかの方法があるのは以前書いた通り。 このとき、も使えるということを書いたんだけど、いざ使おうとしてみるといくつか問題が・・・ 今日は、その問題の具体的な内容と、自分の見つけた回避策の紹介。 まずは基本か…