7/27(土)に、蒲田の大田区産業プラザPiOで開催された「技術書同人誌博覧会」、通称「技書博」に一般参加で行ってきたので、感想など。
技書博
「技書博」は、簡単に言ってしまえば、技術書オンリーの同人誌即売会。
技術書オンリーの同人誌即売会だと、技術書典が有名だけど、技書博はそれとはまた違ったイベント。
ポーカー(テキサス・ホールデム)を数学的に考えていく本を出す予定です。
今回は初回ということもあり、規模も小さい感じだった。
参加サークル数としては、66サークル。
(※技術書典6は463サークル)
けど、後発ということもあり、いろいろ工夫が見られた。
入場チケット
興味深かったのが、入場チケットをPassMarketを使って用意していたこと。
チケット自体は無料なんだけど、入場を開始できる時間が何種類かに分かれていて、それぞれに上限が設けられている。
なので、流量のコントロールが確実に出来るようになっている。
技術書典では、チケットを有料化することによって、早い時間帯の流量を減らすように促していたけど、流量に上限は設けていなかった。
だから、チケットを買って入っても、混んでるかどうかはどれだけのチケットが出てるか次第。
また、チケットを入手しても、何時に入れるかの確証は得られないという問題があった。
(チケットを購入しても普通に待機列に並ぶことにはなる)
けど、技書博の方法だと、上限がしっかりと決められているので、混雑のコントロールが確実に出来るし、入場で長く待たされるということもなくて、とてもいいと思った。
実際、会場内は程よい人だかりで、快適の一言。
ゆったりと見て回れたので、すごくよかった。
サークルさんからしても、流量がコントロールされるので、忙しさが均等化されたんじゃないかな。
ノベルティ
ノベルティで個人的に嬉しかったのは、お水。
水分、重要だからね・・・
あと、カタログも無料で配られてた。
サークルカットにとどまらず、運営側やスポンサーも記事を結構載せてて、結構な厚さがあったのは驚き。
入場も無料だし、ノベルティも恒例の袋に、カタログ・お水、それにうちわもついてて、だいぶスポンサーからお金を出してもらったのかなぁ。
(その分、広告もしっかり入ってて、Win-Winになってるのがとてもいい感じ)
机の配置
机の配置も、実は工夫されてたんじゃないかと思う。
技術書典だと、動線の両脇にサークルが並ぶ感じになっていて、つまり島の長さが非常に長いんだけど、技書博では出来るだけ島を短くしていた。
これによって何が嬉しいのかというと、移動のための列とサークルに並ぶための列が分離するということ。
図で見てみると分かりやすい。
まずは技術書典のように、島が長いレイアウト:
見ての通り、移動のための列(赤)とサークルに並ぶための列(緑)が同じ空間になっている。
なので、混雑しやすい。
一方、技書博のレイアウトは、以下のように島が短くなっていた:
移動のための列(赤)とサークルに並ぶための列(緑)は分離しているので、混雑しにくい。
島の中を移動するための列(青)はサークルに並ぶための列(緑)と同じ空間になっているので、そこで混雑は発生する可能性があるけれど、島の中を移動するための列(青)は移動のための列(赤)よりずっと短くなっているので、ダメージが少ない。
また、混雑も分散される。
もちろん、使えるスペースは技書博のレイアウトの方が少なくなると思うけど、技術書典も技書博のようなレイアウトをちょっと検討してほしいな。
ちなみに、第2回も予定されてるみたい。
100サークル以上募集するっぽいので、成長が楽しみ。
今日はここまで!