以前、デュエルエスクマキナ(通称:DXM)というゲームを紹介した。
1戦1戦が重く、かなりやりごたえがあるので、あまり多くは回せてないんだけど、今も続けてる。
あまり使われていなかったカードが強化されたり、デュエルアリーナ(ハースストーンでいう闘技場、シャドウバースでいうアリーナ)という新モードが追加されたりと、少しずつ改善が加えられているのもいい。
運営とプレイヤーの距離がすごく近く感じられるのもいいところ。
(ディレクターがプレイを配信してたりするw)
さて、そんなデュエルエスクマキナで、記事投稿キャンペーンがまた開かれたので、またちょっと書いてみようかなと。
ガチャチケット欲しいしw
今回テーマとしたいのは、イベントマッチのデッキ構築について。
普通のデッキ構築とはまた違うので、自分がどう考えてデッキを組んだのか、紹介してみたい。
本記事は「DXM記事投稿キャンペーン」のエントリー記事です。
テーマ:初心者攻略指南
Twitterアカウント名:@yappy0625
イベントマッチって何?
イベントマッチというのは、期間限定で開催されるランキング制の大会。
普通のランクマッチとは違い、イベントごとに特殊なルールが追加される(※一部除く)ので、普段とは違ったバトルが楽しめるのが面白い。
例えば、今開催されている「キメラ使いの戦い」というイベントだと、「キメラの卵」という地形があらかじめあって(しかも破壊不可能)、そこからキメラが生まれてきて、ターンを追うごとに成長して強くなっていったりする。
このキメラが最終形態になると、スタッツが7/5と単に強いだけでなく、相手ユニットを破壊するたびに相手ガーディアンに2ダメージ与えるという強力な能力を得るので、自分のキメラは出来るだけうまく育て、逆に相手のキメラは出来るだけ育てないようにする、といった工夫が必要になってくる。
そんなわけで、普通のデッキで戦おうとすると、なかなか勝てなかったり。
あと、イベントによっては、毎ターン開始時にカードがデッキ外から1枚手札に追加されるというものも。
そうなると何が起こるのかというと、すぐに手札が上限の8枚になって、ドローしてきたカードが焼ける(手札に入らずに破壊される)(^^;
せっかく作ったデッキなのにそもそも手札に入ってこなくて、デッキ外から追加されるカードで手札が溢れて何も出来なくなるなんてことが頻繁に起こって、「なにこのクソゲー」ってなることも多々w
ただ、そんなイベントマッチも、工夫してデッキを組めばけっこう戦えるようになるのが面白いところ。
むしろ、各イベントでどう工夫すればいいのか考えるのが、一番の醍醐味かもしれない。
そのとき意識したいのが、各イベントでキーとなるカード。
これを見つけられるかどうかがかなり重要になってくる。
というわけで、以下では実際に自分が組んだデッキを紹介してみる。
(なお、順位はそんなに高くない・・・回すの大変で。
壺投げ合戦
まずは壺投げイベント。
毎ターン開始時に2コス0/1の「カノポス壺」がデッキ外から手札に1枚追加される、というルール。
この壺は、破壊時に両方のガーディアンに3ダメージを与えるという厄介者・・・
しかも、想像に難くないように、毎ターン開始時にこれが手札に加わるので、デッキが焼けまくる(^^;
というわけで、ストレスマッハではあるんだけど、そこを逆に考えた。
まず、何も対策をしてないとデッキが焼けまくるわけだけど、その条件は相手も同じなので、それならデッキが焼けつつも、出来るだけ多くのカードをデッキから手札に持ってこれれば、相手に対して(手札の質という意味で)ハンドアドバンテージを取れることになる。
例えば、手札に「カノポス壺」が4枚、それ以外が4枚あって、それ以外のカードを1枚プレイしたとする。
すると、次のターンの開始時には、まず「カノポス壺」が手札に入って手札が8枚になり、デッキからドローされたカードは焼かれて消えてしまう。
このとき、手札の中身は、「カノポス壺」が5枚、それ以外が3枚で、デッキは1枚焼かれた状態。
もしもこれが、プレイしたカードによって1ドロー出来たとする。
すると、次のターンの開始時にすでに手札は8枚になっているので、「カノポス壺」は焼かれて入らず、ドローされたカードも焼かれて入らないことになる。
デッキから1枚が焼かれるのは同じなんだけど、手札の中身を見てみると、こちらは「カノポス壺」が4枚、それ以外が4枚と、手札の質に差が出ていることが分かると思う。
ということで、デッキが焼かれるのでドローするカードを入れるのは悪そうに思えるんだけど、どうせ焼かれるのなら、有効なドローを増やした方が手札の質を高められるかな、というのがまず考えたこと。
(実質的にターン開始時に追加されるカードより先にデッキトップのカードをドローすることになるので、先ドローと自分は呼んでる)
そして、とにかく手札を消費しないといけないので、低コストを固めてアグロで殴り合いをするようにし、かつ、回復も交えてダメージレースで負けないようにしよう、と。
さらに注目したのが、ルクソールの「アペプの詛呪」。
自ユニットを1体破壊して、相手ガーディアンから2ドレイン(※ダメージを与えてその分自ガーディアンを回復させる)、という能力で、自ユニットを破壊しないといけないというのが普通はデメリットなんだけど、このイベントの場合、これで「カノポス壺」を破壊すると、まず、相手に3ダメージ、自分に3ダメージ入った後、相手にさらに2ダメージ与えて、逆に自分は2回復できるので、実質、自分に1ダメージ与えつつ、相手に5ダメージ与えられることになる。
これは非常に強力。
このイベントのキーだと思った。
そこらへんを踏まえて組んでみたデッキが、これ。
「アナンシ」「ワセトの船大工」「セシャト」「ジェイ」を入れているのは、先ドローするため。
ちなみに、2コス1/2でドローするのだと、「メンネフェルの踊り子」もいるけど、スペルはセシャトでドローしたかったので、「ワセトの船大工」の方を入れてる。
そして、前述の「アペプの詛呪」に、ドレインが強力な「神獣像の祈祷」、それと相性のいい「ミイラの兵長」、他、回復するために「ピクシーの踊り子」「エルフの薬草師」「シームルグ」なんかを入れてある。
ちょっと面白いのが「デーモンスネイル」で、アグロで有効なのはもちろん、破壊されたときに出来る「酸溜まり」を使って「カノポス壺」を破壊してリーサルというのもあったりした。
なんの対策もしてないデッキに対しては、これでけっこう勝てた感じ。
何より、ギミックが面白くて、意外なところからリーサルにいけたりした。
ちなみに、流行ってたデッキは、フレイヤを使った回復しまくるデッキ。
実際、このデッキも押し切れれば強かったんだけど、デッキパワー自体は低いので、ダメージレースで一度不利になってしまうと、そこから挽回するのはキツかったかなぁ。
続いて、行商人イベント。
これも毎ターン開始時にデッキ外からカードが1枚追加されるというルール。
追加されるのは、1コスト1/1の「ゲンジの行商人」。
召喚すると、イズモのスペルをデッキ外からランダムに1枚手札に加えるので、さらに手札を圧迫することに(^^;
ただ、行商人ちゃん自体は1コストなので出しやすく、出して無駄にはならない感じ。
そして、イズモのスペルはやっぱりイズモがいちばん使いやすい・・・
イズモが元々低コストで強い勢力なので、手札をガンガン消費する意味でも、イズモで組むのがいい感じだった。
そして、このイベントでかなりキーだったのが、「狐火の撒布」。
2コスのスペルで、相手の全ユニットに1ダメージを与える。
AOEとはいえ、1ダメージなので普通のバトルだと使えるシーンはけっこう限られてくるんだけど、このイベントの場合、とにかく行商人ちゃんや低コストが盤面に溢れていたので、このスペルがとにかく刺さった。
それと、もう一つキーとなったカードが、「ウシオニ」。
3コスト1/3で、相手ユニットが破壊されると相手ガーディアンに1ダメージ。
あと、山岳にいると隠密を持つ(対象指定のスペルで対象に出来ない)。
このカードも、普通のバトルだとそこまで刺さることは多くないんだけど、やはり行商人ちゃんや低コストが場に溢れるので、かなりのダメージを稼いでくれた。
「狐火の撒布」とのコンボが決まれば、最大6点とか。
デッキはこんな感じ。
低コストで固め、「狐火の撒布」「ウシオニ」も入れてある。
あと、手札がめちゃくちゃ多くなることが多いので、相手の手札の枚数の半分(端数切り上げ)のダメージを与える「ヤマタノオロチ」を入れたりしてる。
ちなみに、地形を作るカードをほとんど入れてないけど、「ケツァルコアトル」を入れてみてたり(^^;
これは、引きが弱くて地形を作るスペルしか引けなかったときの保険。
なんだかんだで、2, 3回、地脈の力発動したかもw
キメラ使いの戦い
最後に、今開かれてるキメライベント。
冒頭で述べた通り、「キメラの卵」という地形があらかじめあって、そこからキメラが生まれてきて、ターンを追うごとに成長していくというルールになっている。
このキメラが産まれるタイミングが「相手ターンの終了時」なので、後手番の方がちょっと有利っぽいというのが面白い。
そして、キメラが最終形態まで育つととても強いので、いかに自分のキメラを育てるか、そして、相手のキメラを育てないかというのが重要になってくる。
ということで、普通のデッキよりも除去カードを多く入れ、とにかくキメラを成長させない方がいい、というのがまず第一。
最初、とりあえず普通のデッキで潜ったら、成長したキメラがどうにもならずに爆死した(^^;
そのうえで、キーとなるのが、「大国主の神米」。
このスペルは相手ユニット1体を1コスト0/1の「大国主のネズミ」に変えることが出来る。
なので、このスペルで相手のキメラを「大国主のネズミ」に変えてしまえば全くの無害だし、「大国主のネズミ」が「キメラの卵」の上にいる限り新しいキメラも生まれてこないので、安心して戦うことが出来る。
そして、もう一つキーとしてあげたいのが、「マッドゴーレム」。
このユニットは、破壊されたときに地形にいる相手ユニットをランダムに1体破壊し、さらに相手のランダムな地形を1つ破壊してくれる。
(※ただし、「キメラの卵」は破壊不可能)
キメラは当然、地形「キメラの卵」の上にいるので、このユニットを破壊すれば、(このイベントではあまり地形を作る人が多くないので)大体キメラが破壊されることになる。
なので、出されるとかなり困ることになる。
(というか、実際に出されて困ったので、自分も採用した)
イズモだと、他にも軽量な除去スペルがいろいろあるので、それらを詰め込んだりして作ったデッキがこちら。
地味に重要なのが「商工ギルドの武器隊商」で、相手のキメラを「大国主のネズミ」にしてしまうのが重要なのは先にも述べた通りだけど、裏を返せば、相手もこちらのキメラを「大国主のネズミ」に変えてくることがあるわけで。
そんなときに、「商工ギルドの武器隊商」を出して得られる「数打物のダガー」を使えば、0/1になってしまったネズミを1/1や2/1に変えることが出来る。
そうすると、相手もその列を無視できなくなって何かユニットを出してくるので、それでネズミを葬れば、新たにキメラを育てていくことが出来るようになる。
あと、「ゲンジの傀儡女」とのコンボが決まると、かなり強いというのもあるし。
ちなみに、「ヤマタノオロチ」は趣味に近いw
このイベントだと手札が溢れることはほとんどないので、あまり刺さらないけど、速攻持ちがほとんどいないイズモで最後のひと押しが欲しいときに使えないこともない感じ。
まとめ
そんなわけで、理不尽なことも多いイベントマッチだけど、キーとなるカードを見つけてデッキを構築していくと、けっこう戦えたりする。
なので、イベントマッチでは「このイベントで刺さるカードはどれかな?」というのを考えてデッキを作ってみるといいと思う。
普段あまり注目してなかったカードが、意外と使えるカードだと分かったりする面白さもあるので。
今日はここまで!