いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

2017年に初めて遊んだゲーム、ベスト3。

2016年に引き続き、2017年に初めて遊んだゲームで、特に気に入ったものを選んでみた。

2016年、2015年のは、以下から:

なお、2017年は8月くらいからあまりゲームを遊べなかった。
なので、ホントは5つ取り上げたいんだけど、4位と5位が難しかったので、上位3つだけ。
この3つは、とりあえず順位はつけたけど、どれも甲乙つけがたいレベルで好き。

第3位「ボブジテン」

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2017年のゲームマーケット春で発表された、TUKAPONさんのゲーム。

ルールは簡単で、お題のカタカナ語を、カタカナ語を使わないで説明しよう、というもの。
ホントこれだけのルールなのに、めっちゃ面白いw

「ほら、えっと、あれだよ、あれ!」みたいに、言いたい言葉がなかなか出てこないw
普段、どれだけカタカナ語に頼りきってるのかを実感するw

例えば、お題で『エンターキー』とか出てくると、「パソコンのキーボードで入力を確定させるときに押すキー」と言いたいんだけど、「パソコン」も「キーボード」もアウトw
じゃあ、パソコンってカタカナ語を使わないでどう説明するよ、って、ほら、電脳的な箱とか、そんなパワーワードが出てくるw
お題を出す方は、ああでもない、こうでもないと頭を捻るし、回答する側も、まさに忖度を働かせて答えを探っていくのが面白い。

そんな、ただでさえ面白いゲームに、さらに華を添えるのが、トニーの存在。
お題を決めるときにトニーが出てくると、出題者はカタカナ語に加え、助詞も使ってはいけないという縛りが追加される。
なので、「えー、球、二人、棒、叩く、んー、あっ、松岡修造!」みたいな片言にw
そして、トニーが出てるわけでもないのに、なぜか不思議とみんな片言になっていくというねw

これは面白いので、オススメ。
ちなみに、拡張で「ボブジテン2」や「わたしのボブジテン」というのも出てたりする。

第2位「アノウ」

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Trick Taking Partyゲーム賞2017に応募された、与左衛門さん作のトランプを使ったトリックテイキングゲーム。
ちなみに、大賞受賞作。

(今気づいたけど、2017ってことは、今年もやるのかな?w)

アノウというのは、石垣造りの技術者集団で穴太衆(あのうしゅう)というのがいて、そこからつけられた名前とのこと。
実際、トランプを石に見立てて、立派な石垣を作っていくのがこのゲームの目的になっている。

穴太衆 - Wikipedia

各トリックで、1位の人はプレイされたカードから1枚、2位の人は2枚を獲得し、自分の場に並べる。
このとき、自分の場には4つの列が用意されていて、各列には同じスートを並べていく。
ただし、列ごとに上限が決まっていて、左から、1枚、2枚、3枚、4枚となっている。
もし上限を超えてしまった場合、その列は1枚あたり-1点となってしまい、逆に、上限以下で抑えられれば、その列は1枚あたり+1点となる。
なので、場の状況と手札とで相談して、取ることが少なそうなスートは左側に、逆にたくさん取ることが出来そうなスートは右側に置いていくことになる。

これがホントによく出来たシステムで、ある程度はカードが欲しいけど、取りすぎたらマイナス点になってしまうので、ヒヤヒヤしながらカードを取っていくことに。
狙ったカードが欲しければトリックを取りにいくのがいいし、枚数が欲しければ2位を狙っていくことになる。
けど、終盤になってくると、自分の場ももう空きがなくなって、取りたくない状況になってくる。
そんなときに、うっかり2位にさせられてしまって、欲しくもないカードを押しつけられたり(^^;
そして、これはスートに対するビッドと見ることも出来たり。
取るトリック数に対するビッドはよくあるけど、スートに対するビッドは、かなり珍しいんじゃないかな?

それと、トリックをとって列を作っていくと、写真のような感じになっていって、まさに石垣を作っていってる感じになって、すごくいい。
そして、石を高く積みすぎると、崩落する、とw
トリテはあまりテーマを乗せづらいイメージがあるけど、このゲームはテーマとシステムが見事に一致していて、ホント大賞にふさわしい見事なゲームだと思った。

第1位「クイビット」

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可愛い見た目、簡単なルール、対象年齢は7歳から。
そんなゆるふわな雰囲気からは程遠い、ガチゲーム

ルールはホントに簡単で、手札からカードを1枚選んで一斉に公開し、カエルの駒を進めていく。
カエルの駒が、カエルと同じ色の葉っぱか蓮の花に止まれれば、出したカードは手札に戻り、そうでない場合、出したカードは捨てられることになる。
それを繰り返していって、手札がなくなったら、脱落。
そして、最後の1人だけになるか、誰かを1周遅れにさせたら、ゲーム終了。

これだけのルールなんだけど、読み合いがガチw
他の人がどのカードを出すのかがある程度読めるので、あの人はおそらくこのカードを出すはずで、となるとあの人はこのカードを出すはずだから、と、もうひたすら真剣に計算するw
脳汁出まくりw

大人はみんな、こういうゲームはガチよ、ガチw
大人気ない? 大いに結構!
真剣に他人を蹴落とし蹴落とされするからこそ、面白いw

と、そんな感じで、可愛い見た目とは裏腹に、ガチで濃厚なバトルが楽しめるのが、このゲーム。

ちなみに、遊んだときに「このゲーム、対象年齢7歳からなんだって」と言ったら、「確かに7歳から遊べると思うけど、これ、子供泣いちゃうよ?」って言われたw
うん、自分もそう思うw
子供でも遊べるかもしれないけど、本当にこのゲームを楽しめるのは、汚い大人だけw
けど、そんな子供でも遊べるゲームを、大人がガチで真剣に遊ぶからこそ、面白い!

今日はここまで!