ちょっと仕事でいろいろダメージ受けてて、ほとんど更新できてない・・・
で、部屋の片づけも出来てなくて、「汚部屋」になってしまってる。。。
これはアカンなということで、片づけを始めることにした。
この『コミック版 たった1分で人生が変わる片づけの習慣』はだいぶ前に一度読んでいて、いいなと思いつつ実践できていなかったので、一度読み直して、あらためて片づけをしていこうと思う。
- 作者: 小松易
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2015/11/28
- メディア: 単行本
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「リセット」と「習慣化」
まず、この本では片づけを2つの要素に分けて考えている。
すなわち、「リセット」と「習慣化」。
「リセット」というのは、「過去にかたをつける」ということ。
これは、「モノとの関係を断つ」というのはもちろん、片づけが出来ずにいた「過去の自分」から脱却するといったことも含まれる。
これまでのいらないもの捨て去り、新しい環境や自分を作り上げていく。
そして、「習慣化」というのは、「今日のモノを片づける」ということ。
せっかく「リセット」で過去を片づけても、新しく入ってきたものを片づけられていなかったら、また散らかってしまう。
なので、片づけるということを常に続けていけるようにする。
「整理」と「整頓」
「リセット」はさらに「整理」と「整頓」に分けられる。
「整理」というのは、モノを使うものと使わないものに分け、使わないものは捨てるなどして、モノを減らしていくこと。
モノを減らすことで、本当に必要なものだけを手元に置いていけるようになる。
そして、「整頓」というのは、モノを使いやすいように適切な場所に配置していくこと。
適切な場所に配置することで、モノを活用しやすくなるし、再び散らかってしまうというのを防ぐこともできる。
この2つでは「整理」の方がずっと重要で、まずは「整理」からやっていくことになる。
「整理」の4ステップ
まずは「整理」。
「整理」は身近なところからやっていくといい。
このとき、いきなり大きなところから取り掛かるのではなく、小さいところから始めていった方がいい。
というのも、大きなところから取り掛かると、モノの多さに圧倒されて、すぐに諦めてしまうから。
「整理」は次の4ステップで行う:
- 出す
- 分ける
- 減らす
- 戻す
1. 出す
まずは「出す」。
片づける場所にあるモノを、すべて「エリア外」に出していく。
このときは特に何も考えず、とにかく手を動かすこと。
2. 分ける
「出す」の次は、「分ける」。
これは、出したモノを「使う」「使わない」「保留」の3つに分けていく。
このとき注意しないといけないのが、「使える」「使えない」で判断するんじゃなくて、実際に「使う」のか「使わない」のかで判断すること。
例えば、まだ「使える」けど、実際には「使う」ことはないだろうなぁ、というものは、バッサリと「使わない」としなければならない。
そうしないと、結局「使わない」ものが溜まっていってしまうから。
この判断は、それぞれ15秒以内で行うようにする。
もしそれで判断がつかないなら、一旦「保留」にしておいて、期限を決めてまた別の機会に判断をする。
3. 減らす
「分ける」ことが出来たら、今度は「減らす」。
これは何かというと、「使わない」としたものから、捨てるものを「減らす」ということ。
具体的には、リサイクルショップに持っていったり、友人にあげたりする。
そうすれば、単に捨ててしまうよりも、別の場所で活用されるかもしれないとなるので、ストレスが減る。
「減らす」といっても、「使わない」ものを「使う」ものや「保留」にすくい上げるということではないので、注意。
4. 戻す
ここまで出来たら、最後は「戻す」。
「使う」としたものを、すべて元の場所に戻す。
しまう場所を考えたりしなくていいの?とも思うんだけど、それをやっていると時間ばかりが経ってしまうので、まずはシンプルに元の場所に戻すのがいいとのこと。
捨てる勇気
「分ける」ときに重要になってくるのが、捨てる勇気。
捨てるとなると、やはりどうしても抵抗を感じてしまうもの。
けど、そこはキッパリと決断していかないといけない。
例えば、「あとで必要になったら困るのでは・・・」となかなか手放せなかったりするけど、実際にはそんなのは幻想なので、そういった執着はちゃんと断ち切らないといけない、と書かれている。
加えていうなら、大抵のものは再度入手可能だったりする。
それに、モノは「使って」こそ活きるものであり、「使わない」のであれば、いくらあろうが意味がない。
そういった「使わない」ものに引きづられて「使う」ものまで活かせないようになるのであれば、「使わない」ものは捨ててしまった方がいい。
ゆとりを作る
それと、「整理」で心がけたいのが、ゆとりを作るということ。
具体的には、どの収納スペースもモノを入れるのは8割までにした方がいいとのこと。
もし8割に収まらない場合、さらにモノを減らすことを考えた方がいい。
なんでゆとりを作るのが大切なのかというと、ゆとりがあることで、必要なものを新たに入れていけるようになるから。
使わないもので溢れていると、本当に必要なものをいつまでも入れることが出来ない。
いらないものを捨て、ゆとりを作ることで、それが「未来のための空間」になる。
なんとなく『封印されたカード』の考察で書いた「破壊」と「創造」の話を思い出したw
「整頓」の3ステップ
一通り「整理」が出来たら、次は「整頓」を行う。
「整頓」の基本的な考え方は、すべてのモノに「決まった置き場」すなわち「住所」を与えるということ。
そうすれば、すぐにモノを使うことが出来るので機能性が高まるし、美観を高め、それを維持しようというモチベーションも高めることが出来る。
「整頓」は次の3ステップで行う:
- 分類
- 配置
- 収納
1. 分類
まずは「分類」。
「整理」されていることが大前提で、その上で、モノをいくつかの種類に分けていく。
分けるときの軸としては、「種類」や「機能」、「用途」などを考えるといい。
2. 配置
「分類」をしたら、次は「配置」。
分けたものをそれぞれどこに置くのかを決めていく。
このときは、「使用頻度」を考えるといい。
また、複数個あるようなもの(お皿とか)は、いくつ置くのかということも考える。
3. 収納
「配置」まで決まったら、あとは実際に「収納」する。
「配置」が「どこに」置くのかを決めることだとしたら、「収納」は「どのように」置くのかを決めることになる。
一目で何があるのか分かるような置き方になっているのが理想。
「整頓」の例
これだけだと、ちょっと「整頓」のイメージがしにくい感じがする。
そこで、「整頓」の一例として本で上がっていた、本棚の整頓について書いておく。
まず、分類としては、「何度も読み返してしまう本」「仕事や勉強の資料として今も役に立っている本」「思い出が詰まっている本」の3つに分類する。
そして、配置として、「何度も読み返してしまう本」は、取り出しやすい上段や手前に、「仕事や勉強の資料として今も役に立っている本」は、必要なときにすぐに取り出せるように中段に、そして「思い出が詰まっている本」は、普段読むことはないので下段や棚の奥に置く。
あとは収納で、どこに何があるのかが見やすいように本棚に閉まっていく。
このとき、「整理」で心がけたいこととして書いた通り、2割程度は「ゆとり」を持たせるようにするといい。
「習慣化」する
あとはこれを「習慣化」していく。
まず、「整理」は一気にやってしまうよりも、少しずつ、毎日続けていった方がいいとのこと。
これは、脳は3週間同じ行動を繰り返すと、その行動を当たりとして認識してくれるようになるらしいから。
あとは、新しく入ってきたモノは、その都度整理を行うようにした方がいい。
リバウンドを防ぐ
「習慣化」していく中で重要なのが、リバウンドを防ぐということ。
「片づける」のが当たり前になっていない状態だと、うっかりまた散らかってしまうということが起こりえる。
それを防ぐために、行動が習慣になるまでは、意識して行動していくことが重要になる。
まず重要なのが、モノを増やさないようにするということ。
買い物が好きで、ついつい必要のないものも買ってしまう、という場合は、要注意。
これはホントに使うのか、を考え、使い道がハッキリしないものを買わないようにする。
あるいは、いらないモノは貰わないようにする、というのも大切。
これはいらないDMなんかにも当てはまる。
他に重要なのが、モノをキチンと定位置に戻すということ。
モノを定位置に戻さないと、それが次第に広がっていって、いつの間にか散らかってしまうことが多い。
買ってきたものを適当な場所に置いて、そしたらその周りに同じように適当に置かれたものが溢れ出し、さらには机、棚、床と、整理されていないモノが増えていってしまうことになる。
(というか、自分の机の上がまさにこの状態・・・)
これを防ぐためにも、定位置に戻すように意識するのはもちろん、買ってきたものを置く場合、まずは定位置を決めてから置くようにした方がいい。
ただ、これだけではまだ心のスキが出来てしまう可能性がある。
そういった場合、ルールを作った方がいい。
意識だけではなく、「しくみ」を作ることで、片づけが簡単になる。
ということで、少しずつ片づけをやっていかないとな。
今日はここまで!
- 作者: 小松易
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2015/11/28
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