昨日は本文の組立てまで説明した。
今日は表紙の作成と、全体の組立てをやっていく。
黄ボール紙の裁断
まずは黄ボール紙の裁断から。
あらかじめ書籍用のサイズにカットされた黄ボール紙も売ってるんだけど、自分が買ったのは四切判の大きなものなので、適当なサイズに裁断してやる必要がある。
1枚のサイズは15cm x 21.6cmにした。
A5のサイズが14.8cm x 21.0cmなので、それよりもちょっと大きい感じ。
このサイズで、1枚の黄ボール紙から5枚切り出せる。
切り出された黄ボール紙の山・・・
それと、背表紙の部分は0.4cm x 21.6cmで同様に切り出した。
この裁断の作業も、けっこう大変だった・・・
黄ボール紙は大きくて固いからね。
表紙作り
黄ボール紙の裁断が出来たら、いよいよ表紙作り。
まずは、B4のプリンタ用和紙を半分に折った状態で、表紙の文字を印刷。
紙のサイズはB5になっているけど、表紙を作るときに周りの部分を折ることになるので、内容自体はA5に収まるようにしておかないとダメ。
表紙の印刷が出来たら、この裏面に裁断した黄ボール紙を貼り付けていく。
中央に背表紙用の黄ボール紙を貼り、その両側に5mm前後の余白を開けて、表紙用の黄ボール紙を貼る。
そして、余った周りの部分を折り、黄ボール紙に貼り付ける。
出来上がると、写真のようになる。
このとき、丁寧に作るのなら、表紙のプリンタ用和紙の角を切り落としておいた方がいいんだけど、やらなくてもあまり問題はない感じ。
(切り落としておくと、折ったときに折った部分が表紙からはみ出してしまうということを防げる)
全体の組立て
ここまで出来たら、あとは全体の組立てのみ。
ボンドと液体糊を使って、表紙と本文の見返し紙をくっつけていく。
まずは、表紙の黄ボール紙の間の溝にボンドを塗っておく。
そしたら、液体糊を使って、表紙の黄ボール紙と本文の見返し紙の片側を接着。
そのあと、もう片方の面についても、液体糊で黄ボール紙と本文の見返し紙を接着する。
このとき、背表紙の黄ボール紙と本文の背表紙の間にわずかな隙間があるようにする。
この状態で、黄ボール紙の間の溝の部分を指でシゴいてやると、溝が本文に向かって押し込まれて、最初に塗られていたボンドで本文の背付近と表紙の溝が接着されることになる。
あとは、ちゃんと糊が乾くまで待ってあげれば、完成!
手間がかかるので大量生産するには向かないけど、普段読んでる本がどんな感じの構造で組立てられているのかが分かるので、実際にやってみると面白いと思う。
完成したときの満足感もかなりあるし。
そして、見栄えがいいのがとても嬉しいw
今日はここまで!
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