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いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

3人で遊びたいボードゲーム3選。

ゲーム

世の中にボードゲームはたくさんあるけど、4人や5人で遊ぶのが面白いようにデザインされているボードゲームが多い。
一方、3人用のルールだと「4人がベストだけど3人でも遊べるよ」というものが多く、「3人がベスト」と呼べるようなゲームとなると、なかなか存在しない。

ただ、オープンなゲーム会だと、空いた人が7人や11人の場合、4人-3人や4人-4人-3人と分かれることが多いので、3人で遊べるゲームというのも欲しいところ。

そこで、自分が遊んだゲームの中で、3人で遊ぶならこれをやりたい、というゲームを3つ選んでみた。

BIRTH

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Product Artsさんの戦略的なスゴロク。

スゴロクというと、なんか子供向けの遊びで、大人が楽しめるものじゃない、というイメージがあるかもしれないけど、BIRTHは全然違う。
もちろん、運は絡んでくるんだけど、ずっと戦略的で、とても面白い。

プレイヤーはまず、手持ちのダイスを一斉に振る。
まずこの時点でテンションがあがるw
たくさんのダイスをジャラッと振るのは、それだけで楽しいからね。

そして、出た目をそのままプレイヤーの手元に置いておき、自分の手番ではこれらのダイス目の中から1つを選んで使っていくことになる。
つまり、毎回ダイスを振るわけではなく、最初から使えるダイス目は決まっている状態で、最善と思える一手を選んでいくことになる。
これが非常に戦略的なところ。
どのダイス目が自分のものとなるかは運だけど、そこから先は自分の戦略がものを言うことになる。

ダイスを選んだら、その目の分だけ駒を進める。
ただし、このとき止まるマスに他の駒がいた場合、さらに同じ数だけ進んでから止まる
これにより、他のプレイヤーをうまく踏み台にすることで、ずっと先まで進むといったことも可能になる。

そして、駒が止まったら、止まったエリアに使ったダイスを置く。
この各エリアには得点が振り分けられていて、そのエリアに置いてある自分のダイスの数だけ、最後に得点を貰える。
なので、出来るだけ得点の高いエリアにダイスを置きたいのだけど、得点の高いエリアほどスタート地点から遠く、さらに駒の止まれるマスの数は少なくなっているので、うまく立ち回る必要がある
先程の、他のプレイヤーを踏み台にする方法を使って進んだり、あるいは逆に、他のプレイヤーに踏み台にされないようにしたりと、駆け引きが面白い。

さらに、得点の低いエリアにも意味はあって、最後、各エリアごとに、置かれているダイス目の合計が一番多いプレイヤーには、そのダイス目の合計がそのまま得点になるというルールがある。
得点の低いエリアはそれだけ駒の止まるマスの数も多くなっているので、このエリアマジョリティをめぐる戦いが熱い!

このように、スゴロクっぽいゲームで、ルールもシンプルなんだけど、いろいろと考えることがあって、とても戦略的。

このゲームは2〜3人用なんだけど、2人だとちょっと物足りない感じ。
というのも、踏んだ/踏まれたの駆け引きが減ってしまうし、エリアマジョリティの争いもそこまで激しくならない。
やはり3人で遊ぶのがベスト。
(ちなみに、駒を増やせば4人でも遊べそうだけど、その場合、今度は混み入り過ぎてしまう感じがあるので、やっぱり3人がベスト)

ところで、スゴロクっぽいゲームで、より戦略的なゲームとなると、モノポリーバックギャモンが浮かぶところ。
ただ、BIRTHとこれらの違うところは、

  • モノポリーはたしかに考える要素がけっこうあるけど、結局ダイス目が出ないとどうしようもないことが多い。
    その点、BIRTHは使うダイス目を選んでいくので、自分がどのように立ち振る舞うのかがより重要になる。
  • バックギャモンはたしかに戦略的でとても面白いのだけど、かなり攻撃的。
    (もちろん、その攻撃をいかに受けないようにするのか、というのが重要になるんだけど)
    その点、BIRTHは駆け引きはあっても攻撃的ではない(踏まれたからといってスタート地点に戻ってしまうわけではない)ので、遊びやすい。

なので、ぜひとも遊んでもらいたいゲーム。

99

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トランプを使った3人専用のトリックテイキングゲーム。
オーヘルやウィザード、スカルキングのように、自分がとるトリック数を予想する。

このゲームは、トリックテイキングゲームを知っていればルール自体はそこまで難しいものじゃないんだけど、勝つのは非常に難しい。
ホンっっトに難しい。
毎回すごく唸らされ、その分、成功したときの達成感はかなりのもの。
そして、何度も遊びたくなる。

あと、このゲームのデザインの3と9に関するこだわりは、必見w
3人専用というデザインからして尖ってるw

使うカードは、各スートの6〜10, J, Q, K, Aの9枚ずつと、ジョーカーの、合計37枚。
これを各プレイヤーに12枚ずつ配り、残りの1枚は切り札表示カードになる。
ジョーカーは切り札表示カードの代わりとして使うことになる。もし切り札表示カードがジョーカーの場合、切り札なし)

この12枚の手札のうち、3枚を使って自分のとるトリック数を予想し、残りの9枚で9トリックを行うことになる。

この「手札を使って自分のとるトリック数を予想する」というのがこのゲームの肝で、とるトリック数の予想をしつつ、手札の調整を行うことが出来る
これがホントに難しくて、ああでもない、こうでもないと、頭を捻らせながら、手札の調整ととるトリック数の予想の擦り合わせを行うのが非常に面白い。

ちなみに、とるトリック数の予想に使ったカードは、そのスートがダイヤなら0、スペードなら1、ハートなら2、クラブなら3という意味を持つ。
例えば、とるトリック数の予想に使ったカードのスートが「ダイヤ、ダイヤ、ハート」なら、2トリック(0+0+2=2)とるという予想になる。

とるトリック数を予想して、予想に使った3枚のカードを伏せたら、プレミアム・ビッドを行う。
これは、縛りを入れる代わりに成功したときには追加のボーナス点が入る仕組みで、

  • デクレア 予想に使った3枚のカードをすべて公開する
  • リビール 予想に使った3枚のカードと手札をすべて公開する

を一人だけ宣言することが出来る。
(リビールがデクレアより優先され、さらに、ディーラーに近いプレイヤーが優先される)

プレミアム・ビッドも行ったら、普通のトリックテイキングを行う。
そのあと、予想に使ったカードを全員が公開して、得点計算。

まず、1トリックとったら、素点で1点が入る。
ただ、これはオマケのようなもので、肝心なのはトリックを予想通りにとること。

トリックを予想通りにとった人数によって点数は変わってきて、

  • 3人全員が予想通りにとったら、全員10点。
  • 2人が予想通りにとったら、その2人に20点。
  • 1人だけが予想通りにとったら、その人に30点。

さらに、プレミアム・ビッドについて、

  • デクレアで成功した場合、その人に30点。
    デクレアで失敗した場合、他の2人に30点ずつ。
  • リビールで成功した場合、その人に60点。
    リビールで失敗した場合、他の2人に60点ずつ。

というボーナス点が追加で入る。

ここで、このゲームで一番点数を取れるのは、クラブ3枚を予想のカードに使って9トリックとることを予想し、プレミアムビッドでリビールを宣言して、9トリックをとり、他2人が予想に失敗した場合で、トリックをとった素点で9点、自分だけが成功したことによって30点、リビールを成功させたことによるボーナス60点が入ることにより、合計99点になる。
それゆえ、「99」というゲーム名になっている。
この完璧に計算され尽くした得点システム、素晴らしすぎでしょw

そして、遊ぶときに必要なのは、普通のトランプと得点を記録できるものだけなので、いつでも遊べるというのも嬉しい。
ぜひとも一度は遊んでもらいたいゲーム。

シヴィライゼーション ボードゲーム

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最後は超ヘビー級をw

有名なビデオゲームであるシヴィライゼーションボードゲーム化したもので、そのボリュームは圧巻!
文明の発展や軍事をめぐる駆け引きで、濃厚なプレイを楽しむことが出来る。

とはいえ、ホントにボリュームがすごくて、そうそう気軽に楽しめるものでもなかったり。
一番最初に4人でプレイしたときには、将棋クラスタということもあって長考しがちというのもあるけど、インスト込みで8時間かかったw
最近は3人プレイが主で、スピードを高める拡張のおかげもあって、4〜6時間くらいで勝負がつくようにはなってるけどw

このゲーム、正直なところ、「THE アメゲー」というところがあって、バランス調整もへったくれもなく、要素をガンガンぶちこみ、細かい例外ルールのオンパレードという面も、ないことはない。
ただ、拡張が入ることでこれはだいぶ変わって、よりスピード感のある、一手一手の価値の高い、そして戦略的なゲームになっている。
それに、細かいルールも多いのだけど、直感に反するようなルールは存在しないので、分かりやすいといえば分かりやすい。

このゲームでは、文明を発展させながら、軍事、技術、文化、経済のいずれかの勝利条件を満たすことを目的とする。
毎ラウンドやることは、次の5つだけ。

  1. ラウンド開始(政治体制や政策の効果の適用、都市国家の作成、投資、など)
  2. 商業値の獲得(商業値は都市運営や技術開発で使う)
  3. 都市運営(工業値を使った生産/文化点トークンの取得/文化トラックを進める/技術を使う、など)
  4. ユニットの移動
  5. 技術開発

ただ、この中で、どの技術を開発していくのか、文化を発展させていくのか、経済を発展させていくのか、どのように投資を行うのかを考えたり、あるいは、他の文明の動きを見ながら、軍事で脅しを掛けたり、場合によっては他の文明と共闘したりと、非常に濃密な駆け引きが行われることになる。
これが非常に面白い。

このゲームは2人から4人(拡張を入れると5人)で遊べるのだけど、3人で遊ぶのがベストだと思う。
理由の一つは時間的な要因(人数が増えれば増えるほど、当然時間がかかる)だけど、それを抜きにしても、やっぱり3人がいい。

というのは、3人だとマップが三角形になるので、他2人のいずれとも関わり合いが生まれるから。
これが4人だとマップが正方形になり、対角線上のプレイヤーとの関わり合いが薄くなりやすい。
もちろん、この三角形のマップも厳密には対称ではなく、底辺になった2人の距離が近いので、底辺にいる2人の間で領土をめぐる争いが起きやすいというのもある。
ただ、その場合、頂点にいる1人が楽をしていることになるので、底辺の2人が手を取り合って頂点の1人を脅かしにいくということもある。
この「共闘関係が生まれる」というのも3人戦ならでは。
2人だとありえないし、4人の場合、共闘関係を結ぶなら対角線上のプレイヤーとになるけど、その場合、残る1人のプレイヤーがフリーになってしまう。
(4人戦の場合、どちらかというと「食事する哲学者の問題」みたいなすくみあいになるイメージ)
ただ、共闘はしていても、最後に勝つのは1人なわけで、相手を出し抜くような駆け引きが必要になってくる。
かといって、そこで共闘関係が崩れたりすると、2人で叩こうとしていたトップ目がサクッと勝ってしまったり。
このあたりは本当に面白い。

あと、このゲームをやってると、安全保障の大切さを嫌というほど感じさせられるw
「丸腰になっていれば攻められない」なんていうのは本当に幻想でしかなくって、戦争を生まないようにするのに必要なのは、拮抗する軍事力だけ。
拮抗する軍事力を持っていればこそ、相手も攻めてこられないし、こちらも攻めてはいけなくなり、文明の発展に力を入れることが出来るようになる。

ちなみに、軍事力を持ったからといってガンガン攻めればいいかといえばそんなことはなくて、そんなことをすれば、消耗したタイミングに他の文明に攻められることになる。
(そのまま弱くなった文明を攻め滅ぼされてしまったら、ゲームが終わってしまうから、これは当然)
「戦争をしたいから軍事力を強化してるんだ」なんていう発言は、このゲームをしたらとても言えない。
どんなに強力な軍事を持っていたからといって、それを使うのはとてもリスクが高く、少なくとも積極的に戦争を起こそうだなんてとても思えない。
だって、技術開発や文化発展、経済発展をする方が、圧倒的に得が大きいわけだから。
軍事に走らざるをえない局面というのは、もうホントにそれしか勝ちが見えないような局面。
負けても失うものがなく、当たって砕けるしかない状況じゃなきゃ、とても軍事を使おうとは思えない。

なお、文明によっては、戦争することでかなり得をする文明もある。
モンゴルはまさにそうで、戦争で勝つことでかなり大きな利を得ることが出来る能力を持っている。
けど、実際にやってみると、序盤の勢いはいいものの、戦線を広げすぎると、叩かれた2つの文明が協力して報復をしてくるので、とても支えきれなくなる。
どんなに強くても、さすがに2対1だと敵わない。
なので、好戦的なモンゴルでさえ、戦争をするかどうかはかなり慎重にならないといけない。
それくらい、自分から戦争をするというのは、リスクが高い。

かなり長いし、そうそう遊べるゲームではなく、また、プレイヤー間でバランスをとるのが必須のゲームなので、万人にオススメできるゲームではないけど、アメゲーにそれほど抵抗がなく、重たいゲームを遊んでみたいという人は、遊んでみるのもありだと思う。
(ただし、拡張は必須)

今日はここまで!

BIRTH 2.0 【ゲームマーケット2014大阪 出展作品】

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シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム

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