メンタルを鍛えないとなぁと思って読んだ『鋼のメンタルを手に入れる ゴリラ式メタ認知トレーニング』が面白かったので、紹介。
- 作者:いっちー
- 発売日: 2020/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
心の中にゴリラを飼う
本書では、
と、非常に順序立てられて説明されてる。
けど、結論をあえて一言で言ってしまうと、
心の中にゴリラを飼おう
となる。
キーは「迷ったらゴリラに聞いてみる」こと。
たとえば、明日会社に行きたくないなぁ、となったとき、ゴリラならどう言うか考えてみる。
ゴリラ「なら、行かなきゃいいじゃん」
いやいや、そうはいかんでしょ、なぜなら・・・となるわけだけど、そこで「なぜなら・・・」と考え始められるというのが重要なポイント。
いろいろな理由を考えることができるわけだけど、それを逐次チェックして、自分のゴールに照らし合わせることで、いろいろな気づきを得られる。
メンタルがまいってしまうと、近視眼的になってしまって客観的に物事を捉えたり冷静に考えたりすることが難しくなる。
そういった中で、一旦立ち止まって冷静に考え直し、いろいろな気づきを得て、見えなくなってた選択肢を選べるようにするというのが重要ということ。
ゴリラでなくてもいいのでは?
この手法はとても面白いと思ったんだけど、同時に思ったのは、別にゴリラでなくてもいいのでは?ということ。
どうせ心の中に何かを同居させるなら、ゴリラよりもかわいい女の子の方がいいw
セクハラだと怒られてしまいそうけど、ぶっちゃけ「大丈夫? おっぱい揉む?」みたいな女の子が心の中にいた方が、いろいろ元気になりそうよねw
もうちょい真面目な話をすると、ゴリラというのはたしかにイメージしやすくていいんだけど、ちょっとカスタマイズとして足りてないと思う。
具体的には、たとえば思考の癖で自責型(原因を自分に求める)と他責型(原因を他人に求める)があるけど、それぞれによって必要な視点って変わってくると思う。
自責型の場合、他人にも問題があったんじゃないかと考え直して、自分を押し潰してしまわないことが重要。
一方、他責型の場合、自分にも問題があったんじゃないかと考え直して、自分の成長に繋げていくことが重要。
極端な考えにはまり込むのがよくないので、中庸を保てるように、自身のパーソナリティとは反対側にいるような存在が心の中にいた方が、効果が高いように思う。
だらしない人なら、真面目な人格が心の中にいるといい。
内向的な人なら、外交的な人格が心の中にいるといい。
etc.
そんな感じで、TRPGのキャラメイクのように、各個人にフィットしたキャラクターを対話の相手として作れたら、愛着も湧くし、より効果も高められそう。
たとえば、自分は性格診断をするとINTP型と出たんだけど、この対極はESFJ型なので、そんなキャラクターを作ってみるとか。
性格診断して対極にある性格をベースとし、そこにいろいろ属性とかぶち込んだキャラを作って、自身と脳内でロールしながらいくつかのサンプルシナリオを進め、困ったときはそのキャラに相談してみる、という感じの本とか作れたら、めっちゃ面白そうw
今日はここまで!
- 作者:いっちー
- 発売日: 2020/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)