いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

数学

『数学ガール・乱択アルゴリズム』を読んでみた。

ずっと昔に買ったけど、読まずに積読になっていた『数学ガール・乱択アルゴリズム』を今更ながら読んだので、その感想とか。 数学ガール/乱択アルゴリズム (数学ガールシリーズ 4)作者: 結城浩出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2011/02/26メディア:…

何かが「変わる」というのは、何かが「変わっていない」ということ。

以前、『足の裏に影はあるか? ないか?』の感想を書いた。 そのとき、サラッと次のようなコメントを書いた。 ポイントは、「何かが『変わる』というのは、『変わっていない』部分があって初めて成り立つ」ということ。 昔のブログを見ていたらこのことへの…

1桁の数字で割った余りが求まるグラフを描いてみた。

ツイッターを見ていたら、次のような興味深いツイートが。 0のノードから始めて数字の先頭の数だけ黒い矢印に進み、白い矢印を一つだけ進み、次の数だけ黒い矢印を進み……とたどるとその数字を7で割った余りが分かるグラフ https://t.co/1hk7toN33y— ABA (@ab…

最適化問題とGLPK。(その3)

昨日は数式への落とし込みをやった。 今日はそれを実際にGLPKで解いてみる。 GLPKのダウンロードとインストール まずはGLPKのダウンロードとインストールから。 これは簡単で、GLPKのサイトからtarボールをダウンロードしてきて、makeするだけ。 詳細は省略…

最適化問題とGLPK。(その2)

昨日の続き。 今日は、昨日の自己言及パズルを数式に落とし込んでみる。 自己言及パズル(再掲) ということで、とりあえずは昨日の問題の再掲から。 次の枠内に 数字がいくつずつあるかを 括弧内に数字で記入しなさい。 +--------------------+ | 2015/07/1…

最適化問題とGLPK。(その1)

CodeIQ MAGAZINEで、「プログラマのための数学勉強会」という勉強会のレポートが連載されているのだけど、その第5回で、最適化問題の話が取り上げられていた。 https://codeiq.jp/magazine/2015/07/25428/ 自分も大学のときに最適化問題をやっていたので、こ…

多数決の「妥当な解決策」について考えてみた。(その2)

昨日の続き。 別の観点 功利主義的に人口全体の満足度を最大にすることを考えた場合、従来の方法の方が妥当となるようだったので、別の観点で提案された方法を評価してみる。 具体的には、「格差」。 A案とB案に投票した人口それぞれの満足度の差を考えてみ…

多数決の「妥当な解決策」について考えてみた。(その1)

大阪で、「大阪都構想」の是非を問う住民投票があったみたい。 これについては詳細を調べてないので、自分の意見を言うつもりはないんだけど、ツイッターを見ていて気になった呟きがあったので、それについて考えてみた。 気になった呟きというのは、これ。 …