iOSで遊べるトリックテイキングゲームを探していたら、「Ushter」(ウシュター?)というゲームを見つけた。
無料で遊べるようだったので、試しに遊んだところ、けっこう面白かったので、紹介してみたい。
概要
Ushterは、トリックテイキング(通称トリテ)というジャンルのゲーム。
ルールの詳細はあとで書くとして、トリテに詳しい人向けに、簡単な説明。
各自が最初に20ポイント持っていて、ポイントを一番最初になくした人がゲームの勝者。
各ディールで手札は5枚ずつ配られ、各自、そのディールに参加するか、降りるかを選択していく。
参加者が決まったら、切り札あり、マストフォローのトリテを行う。
1トリック取れば1ポイント減らせる。
ただし、1トリックも取れなかった場合、2ポイント増やされてしまう。
なので、ディールに参加するのか、それとも降りるのか、その選択が重要になるゲーム。
以下、ルール説明。
プレイ人数とカードの説明
まずはプレイ人数とカードの説明から。
このゲームは、4人〜8人で遊ぶことができる。
ただし、アプリの場合、無料だと5人限定。
課金すれば、4人〜8人でプレイできるみたい。
そして、カードは普通の52枚のトランプ1組。
カードには強さがあって、(強)A > K > Q > J > 10 > 9 > ... > 2(弱)という順番。
ゲームの目的と進行の概要
各プレイヤーは最初に20ポイント持っていて、このポイントを一番最初になくしきった人の勝ち。
誰かがポイントをなくすまで、複数ラウンド行なわれる。
各ラウンドでは、各プレイヤーに手札が5枚ずつ配られ、各プレイヤーは手札を見て、そのラウンドに参加するか、降りるかを選択する。
参加した場合、手札を1枚ずつ使い、5回勝負を行う。
1回勝つたびに、1ポイント減らすことが出来るが、そのラウンドで1回も勝つことが出来なかった場合、逆に2ポイント増えてしまう。
カードの配布
最初のラウンドは、ランダムにカードを配る人(ディーラー)を選ぶ。
次のラウンド以降、ディーラーは左隣のプレイヤーに移っていく。
ディーラーはカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに手札が5枚ずつになるように配る。
配り終わったら、山札の一番上のカードを表向きにする。
その表向きにしたカードのマーク(スペード/ハート/ダイヤ/クラブ)と同じマークのカードが、そのラウンドの切り札になる。
切り札については後述。
参加決め
ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りに、そのラウンドに参加するか、降りるかを、順番に決めていく。
降りる場合、手札を裏向きのまま捨てる。
ただし、すでに2ラウンド連続で降りていた場合、降りることは出来ず、強制的に参加しなければならない。
(3ラウンド連続で降りることは出来ない)
ディーラーは、参加することを決めた場合、山札の一番上にあるカードを自分の手札に入れ、代わりに手札から1枚を裏向きで捨てる。
もし、参加するのが1人だけになってしまった場合、そのプレイヤーは自動的に5勝したことになり、5ポイント減らして次のラウンドに移る。
勝負
ラウンドに参加することを最初に決めたプレイヤーが、そのラウンドの最初の親になる。
各勝負では、親から時計回りで順番に、手札からカードを1枚ずつ表向きで出していく。
親は好きなカードを出すことが出来るが、それ以外のプレイヤーには縛りが発生して、必ず親の出したカードと同じマークのカードを出さなければならない。
出せない場合に限り、他のマークのカードを出すことが出来る。
参加している全員がカードを1枚ずつ出し終わったら、その勝負の勝者を決める。
まず、切り札を出しているプレイヤーがいた場合、その中で一番強いカードを出したプレイヤーがその勝負に勝つ。
もし、切り札を出しているプレイヤーがいなければ、親の出したカードのマークで一番強いカードを出したプレイヤーがその勝負に勝つ。
勝負に勝ったプレイヤーはポイントを1減らし、そして次の勝負の親になる。
これを手札がなくなるまで繰り返す。
(手札は5枚なので、5回勝負をすることになる)
もし、ラウンドに参加したのに1度も勝負に勝てなかった場合、そのプレイヤーはポイントを2増やす。
ラウンドの途中でも、誰かのポイントが0になったら、その時点でゲーム終了。
ポイントを0にしたプレイヤーがゲームの勝者となる。
ポイントをなくしきったプレイヤーがいなければ、ディーラーが左隣に移動して、次のラウンドを始める。
このゲームのポイントは、ラウンドに参加するか、それともしないのか、というところ。
ラウンドに参加しなければポイントを減らしていくことは出来ないが、参加して1回も勝てなかった場合、逆にポイントは増えてしまう。
なので、出来るだけ勝てそうな手札のときだけ、ラウンドには参加したい。
とは言っても、連続で2回降りてしまったら、その次のラウンドはどんなに手札が悪くても絶対に参加しなければならないので、1回だけでも勝てそうなら、出来るだけ参加はしたい。
かといって、すでに自分より前のプレイヤーが何人か参加表明してたりすると、なかなか参加しづらかったり。
(人数が増えれば増えるほど、1回も勝てなくなる確率は高くなる)
逆に、自分がディーラーの右隣で、自分の前の全員が降りてしまった場合、ディーラーのポイントを無条件で5ポイント下げさせてしまうので、手札は微妙だけど参加せざるをえなかったり。
このあたりがなんとも悩ましい。
アプリの出来もけっこう良くて、気持ちよくプレイできる。
特に、強さ設定で"Demo"を選んでゲームを開始すると、説明付きでプレイのデモが行なわれるので、それを見るだけでもルールはだいぶ分かるはず。
配られるカード枚数が少ないので、切り札があるかないかが大きく、手札運の強いゲームなんだけど、その中でも考え所はあるし、気軽に遊べるので、オススメ。
今日はここまで!