自転車で遠出するなら、覚えておきたいのが輪行。
輪行が出来れば、電車で遠くまで移動してから自転車に乗ることも出来るし、あるいは逆に、遠くまで自転車で走っていって、そこから電車で帰ってくるといったことも出来る。
あまり起きて欲しくないけど、もしトラブルが起きてしまった場合にも、輪行の準備をしてあれば、なんとかなるし。
ブログに書いたのだと、宝川温泉に行ったときや三浦半島に行ったときなんかは、近くの駅まで輪行したパターン。
あと、この前大洗に行ったときは、大洗までは自走して、そのあと輪行で帰ってくるパターンだった。
ちなみに、ブログには書いてないけど、2014年の秋頃に大洗に行こうとしたときは、奥谷を過ぎたあたりで後輪のスポークが折れてしまって、まったく動けない状態になってしまったなんてことがあったり。
でも、輪行セットを持っていたので、とりあえず輪行状態にして、タクシーで大洗まで移動し、帰ってくることが出来た。
タクシー代はめっちゃかかったけど・・・
輪行でちょっと困ること
さて、輪行のやり方について説明している記事やサイト、動画は巷に溢れかえってるんで、ここではパス。
じゃあ、ここでは何を書くのかというと、輪行をするなら知っておきたい、ちょっとしたテクニック。
輪行をするとき、ちょっと困るのが、次のようなこと:
- フロントフォークが輪行袋に突き刺さる
- バンドの巻き方が分からない
- 巻いたバンドが緩んで自転車が安定しない
- 電車で自転車を安定しない
輪行のやり方について説明している記事とかだと、意外とこういう細かい部分についての説明がなかったり。
まぁ、自転車のバラし方、組立て方がメインになるのは、仕方ないけど。
ということで、ここではそういった細かい部分について、書いてみたいと思う。
フロントフォークから輪行袋を守る
まず、フロントフォークから輪行袋を守る方法。
輪行するためにフロントフォークからホイールを外すと、フロントフォークの先端は、思った以上に尖ってる。
輪行袋は軽くするために生地が薄く出来ているので、この尖りは下手すれば輪行袋を破いてしまいそうで怖い。
特に、フレームのサイズが大きいと輪行袋のサイズもギリギリだったりするので、かなり危険。
仮に輪行袋にダメージがなかったとしても、作業している途中、この尖りがそのままになっているのも危ないので、なんとかしたいところ。
そこで、自分が使っているのが、コレ。
コレを、こうする。
これで輪行袋を傷つけることもなくなるし、作業中も安全。
簡単でしょ?w
これは何かというと、毛糸で編まれたイスの脚カバー。
100均で購入。
デザインが可愛すぎるのはご愛嬌w
このときはこういうデザインしかなかったw
何はともあれ、100均で簡単に手に入って、軽くてかさばらず、スッとフロントフォークに被せればいいだけなので、お手軽で凄くいい。
あと、デザインによっては、猫が靴下履いたみたいにフロントフォークが可愛くなるw
オススメw
バンドの巻き方〜太いバンド編〜
次に、バンドの巻き方。
まずは肩にかけるときに使う太いバンドから。
これは簡単で、まず輪っかを作って、留め具の一方の穴を通す。
(実際にはこの輪っかの中に自転車のヘッドチューブやチェーンステーを通すことになる)
そしたら、そのままもう一方の穴へ抜けさせる。
これでバッチリ。
緩むことはない。
ちなみに、いろんな記事に書かれている通り、この太いバンドは短めにした方が担ぎやすい。
肩にぶら下げるというよりか、背負い投げをするかのように、体の後ろ側に輪行状態にした自転車を担ぐイメージ。
バンドの巻き方〜細いバンド編〜
問題は、フレームとホイールを固定させるための細いバンド。
こっちの巻き方は、意外とよく分からない。
というか、自分も最近まで間違えてたw
間違った方法
まずは間違ったやり方から:
まず、留め具の一つの穴からバンドを通す。
そして、そのままもう一つの穴へバンドを通す。
つまり、太いバンドのときと同じように巻いてやる。
これでキュッと締めれば、一見ちゃんと巻けたように思える。
けど、試してみると分かるんだけど、この状態で左右に力を加えてみると、バンドは簡単に解けてしまう。
ちゃんと留まっているようで、全然留まってない・・・
この巻き方だと、少しの力でバンドが緩んでしまうので、自転車が全然安定してくれない。
なんか安定しないなぁと思うことが多かったんだけど、この巻き方をしていたせいで、フレームとホイールがちゃんと固定されていないのが原因だった。
正しい方法
じゃあ、正しい巻き方はどうすればいいのかというと、次のようにする:
まず、留め具の真ん中の穴にバンドを通す。
ここまではさっきの間違ったやり方と同じ。
違うのはここから。
ここから、折り返してもう一つの穴へバンドを通す。
そして、そのままキュッと締める。
こうしてあげると、左右に力を加えてもバンドは全然緩まない。
むしろ、力を入れれば入れるほど結びが硬くなる感じ。
この方法でしっかりと結んでやれば、ちょっとやそっとじゃバンドは緩まらないので、フレームとホイールがちゃんと固定されるようになる。
結果、ちゃんと自立するようになってくれた。
しっかり覚えておきたいところ。
輪行状態の自転車を電車に固定する
最後に、輪行状態の自転車を電車に固定する方法について。
自転車を輪行状態にして電車に乗り込むときは、先頭か最後尾に移動するのが鉄則。
なぜなら、運転席の後ろには座席がなく、大きなスペースが空いているので、そこに自転車を置けば他の乗客の邪魔になりにくいから。
このとき、輪行状態の自転車を電車に固定できないと、揺れたときに倒れたりしてしまわないように、ずっと押さえておかないといけないことになる。
これはちょっと大変。
空いてて席が空いていたとしても、自転車を押さえていないといけないので、座ることも出来ない。
こんなとき、普通は輪行袋の口を閉じるための紐をうまいことして電車に固定するんだと思う。
あるいは、カラビナを使って固定したり。
けど、もっといい方法をこの前発見したw
どうするのかというと、こうする。
これは何かというと、フリーサイズのベルトw
ぶっちゃけ、自分が普段使ってるやつだったりするw
細いバンドと留め方はほとんど同じで、これが思った以上にしっかりと自転車と電車を固定してくれる。
しかも、フリーサイズなんで、固定するためのバーと自転車との距離が近かろうが遠かろうが、ちょうどいい感じに固定してくれる。
カラビナだとサイズが決まっているんで、ここまで臨機応変にはいかない。
なお、実際には、ベルトだとちょっと長すぎる感はあるw
これはこの前、三浦半島に輪行するときに、たまたま目に入って「使えるんじゃね?」と思い立ってそのまま持って行ったんだけど、ホントはもうちょっと短めのものをちゃんと用意した方がいいかも。
けど、このフリーサイズのベルトで留める方法はかなり良かったので、試してみて欲しい。
一つ、気をつけることを挙げておくと、ベルトを外すのにそれなりに時間がかかるということ。
慣れてないと特に。
間違っても、ベルトを外せなくて電車を降りれなかったなんてことにはならないようにw
(自分は到着の2, 3分前になったらベルトを外して自分で押さえるようにしてた)
今日はここまで!
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