いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

プロバイダをToppa!から変えてみた。

まず最初に。

Toppa!だけは止めておけ。

この一言に尽きる。

事の起こり

事の起こりは昨年の8月頃。

それまで、家のインターネット回線&プロバイダは「auひかり&BIGLOBE」で、特に不満もなく使っていた。
そこに、営業の電話が入り、「『フレッツ光』に変えませんか?」と。

別に変える必要はなかったんだけど、「回線の速度は変わらないけど、安くなる」という言葉にまんまと踊らされ、フレッツ光に変えることに。
そして、合わせるようにプロバイダがToppa!に変わった。

「プロバイダっていろいろなサービスをやってるけど、別にそんなサービスは使わないから、どれも同じでしょ? ちゃんとネットに繋がって、安いのであれば、おまけのサービスはしょぼくてもいいよ」

それがすべての間違いだった・・・

地獄の始まり

インターネットへの接続機器を「auひかり」のものから「フレッツ光」のものに変え、インターネットも電話もちゃんと繋がることを確認し、ホッとしたのも束の間だった。

・・・あれ? ネットが遅い?

昼はまだ問題ない感じだった。

問題は夜。

ありえないほどインターネットが遅い。

昔、iPhoneで動画を見てて、次の日くらいに通信速度制限を喰らったことがあったけど、感覚としてはそんな感じ。

具体的には、以下のような感じだった:

  • Twitterで画像のサムネイルをクリックしても、画像がいつまでたっても表示されない
  • 場合によっては、Twitterで画像のサムネイルすら表示されない
  • ニコニコで動画を見ようとすると、シークバーが灰色になる(=動画のロード待ち)
  • 画像の多いサイトを見ようとすると、インターレース表示でしばらく待たされる

さすがにテキスト中心のサイトで問題になることはほとんどなかったけど、最近のサイトは画像が使われていることが多いので、ちょこちょこと細かく待たされることが多かった。
これが非常にストレス。
特に、動画を見ようとする→待ち状態になる→見れるようになるまで適当なサイトを見ようとする、なんてことをすると、動画もなかなか読み込まれないし、サイトの方も見れないしで、ホント酷いことに。

原因調査

これはおかしいと思ってネットで調べてみると、どうやらプロバイダに問題があるようだった。

Toppa!のネットでの評判は、とにかく「最悪」の一言。

口々に言われているのが、「夜の回線速度がありえないほど遅い」ということで、まさに自分のところで起こっていた現象と一致していた。
事前にちょっと調べておけば、こんなことにはならなかっただろうに・・・

「プロバイダなんてどこも一緒」だなんて、間違い。
安いところは、一番肝心な「ネットへの接続」サービスの品質も悪い。

これが真実。

いろんな余分なサービスがくっついてるせいで、大手のプロバイダは値段が高いんだと思ってた。
そして、安いプロバイダは、そういった余分なサービスを提供していないから安いんだと思ってた。
なので、余分なサービスを使わないのであれば、安いプロバイダでも問題ないだろう、と。

でも、それは間違い。

「値段の高さ」=「品質の高さ」

こう思っていいと思う。

いくら値段が安くても、それが使い物にならないのであれば、お金をドブに捨てているようなもの。
まさに、「安物買いの銭失い」。

プロバイダを変えたキッカケ

とはいえ、ネットが使えないわけでもなく、昔のインターネット環境で待たされるのには慣れてたので、そのままズルズルと使い続けていた。
新しいプロバイダを探したり契約し直すのも手間だったし。

そんなところに、「NURO光」の営業の電話が来たのが、プロバイダを変えたキッカケ。

結局、いろいろあって「NURO光」には変えなかったのだけど、やっぱりネットが遅いのは嫌だと思ったので、プロバイダを変えるために重い腰を上げた。

結論から言えば、プロバイダを変えるのは簡単だった。
以前、BIGLOBEを使っていたときには何も不都合がなかったので、BIGLOBEのサイトを見たら、乗り換えキャンペーンが。

フレッツ光 プロバイダ乗り換えならBIGLOBE(ビッグローブ)

これで乗り換えると、キャッシュバックで5,000円返ってきて、月々の支払いもずっと1,000円(税抜き)とのこと。
さっそく申し込みをしたんだけど、フォームに情報を入力して送信すれば、それでオシマイ。
簡単。

ちなみに、価格.comのキャンペーン経由だと、もっとキャッシュバックが大きかったみたい。
月々の支払いも、2年間は1,000円(税抜き)。
(2年経った後はよく分からない。通常料金に戻るのなら、1,200円(税抜き))
間に価格.comが入るのが煩わしいかと思ってBIGLOBEの本家サイトから申し込んだけど、それが気にならないのであれば、こういったお得なキャンペーンを探すのもありかもしれない。

申し込んで一週間も経たずに書類が送られてきたので、あとは接続の設定を変えるだけ。
接続機器にブラウザからアクセスして、設定を送られてきたものに変えれば、プロバイダの乗り換えは完了。

速さの比較

さて、問題は、これで速さがちゃんと改善されているかどうか。

以前作った、ニコニコ動画の動画をダウンロードするツールでは、速度も測れるようになっているので、これを使って速さを確認してみた。

ほぼ同じ時間帯(夜の0時前後)に同じ動画を、プロバイダをToppa!とBIGLOBEで切り替えてダウンロードして、それぞれの速さを測ったみた結果が、以下。

Toppa! BIGLOBE
約160KB/s 約800KB/s

BIGLOBEの方が約5倍速い!
(というか、Toppa!遅すぎ!)

bpsにすると、Toppa!が約1.3Mbps、BIGLOBEが約6.4Mbpsということになる。
回線自体は1Gbpsの光回線なので、まぁBIGLOBEもそこまで速いというわけではないのだけど、ベストエフォートなのでこれは仕方ない。
(ちなみに、昼に試してみると、BIGLOBEは約30Mbpsくらいは出ていた。)

なお、「たった5倍の差?」と思うかもしれないけど、体感的にはこの差が非常に大きい。

速さの確認に使った動画は約25分の動画で、サイズは約145MBなのだけど、Toppa!の場合は、この動画のダウンロードに約15分かかるという計算になる。
一方、BIGLOBEの方では、約3分という計算。

Toppa!の速さだと、約25分の動画のダウンロードに約15分かかるわけだから、他のサイトを並行して見たりしたら、ダウンロードに必要な時間は簡単に動画の25分を超えて、待ちが発生することになる。
ここでは例として動画を使ったけど、これは別に他の画像などでもよくて、同時にダウンロードしようとしているものがちょっとでも増えると、途端に速さが足りなくなるということになる。
Twitterなどはたくさんの画像がタイムラインに流れるので、それでダメになるというのも納得。

一方、BIGLOBEの速さになれば、単純計算だと同レベルの動画を8本並行してダウンロードしても、まだ待ちが発生せずに耐えることが分かる。
(そして、実際にはそんなことはしないので、快適にネットが使える)

お金の話

ちなみに、Toppa!の料金は、「もっとおトク割プラン」というもので、2年間は月額599円(税抜き)。
これだけ見ると、確かに安いんだけど・・・最低36ヶ月(=3年)使えとなっていて、3年目以降は月額1,197円(税抜き)
なにその罠。
3年間にかかる金額の合計を36ヶ月で割り算すると、月額平均798円(税抜き)で、そこまで安くないし。

さらに悪いのが解約金で、24ヶ月以内で解約した場合、14,000円も取られる。
詐欺か!

結局、プロバイダ料金は10月から支払い始めて(最初の2ヶ月は無料だった)、5ヶ月分払ったので合計2,995円(税抜き)。
そこに、解約金が14,000円かかるので、合計16,995円。
これは、ひと月平均で約2,427円支払ったという計算になる。
しかも、使えないゴミのようなサービスに・・・

ホント、詐欺以外の何物でもないでしょ、これ。

ということで、何度も言うけど、

Toppa!だけは止めておけ、ホントに!

今日はここまで!