11/7(土)に、秋葉原のイエローサブマリンRPGショップでゲムマ新作体験会があったので、プレイヤーの一人として参加してきた。
その様子や、そこで遊んだゲームについて。
ゲムマ新作体験会について
この企画はPower9Gamesのナインさん主催のもので、ゲムマ新作を早めに遊んでもらい、その感想を拡散してもらうことで、新作ゲームの情報が多くの人に広まるようにしよう、というもの。
自分はちょっと遅れて14時頃に到着したのだけど、そのときにはRPGショップのプレイルームがかなり埋まるくらいの人が集まっていた。(全部で50人くらい?)
空いたテーブルがあれば、そこでサークルさんが新作ゲームの卓を立ててプレイヤーの参加を募り、新作ゲームがプレイされる、という流れ。
けっこう卓は頻繁に立てられていて、まさに大盛況という感じだった。
また、プレイルームの奥の方はパーティションで仕切られていて、ほらボド!のmomiさんがサークルのゲームデザイナーさんを中心にインタビューを行っていたり、隣ではハッピーゲームズのRYOさんが新作ゲームの動画を撮影していたりもした。
遊ばれたゲームの感想はツイッターでも見ることが出来て、#ゲムマ新作で検索すると、いろんな感想を見ることが出来るようになっている。
自分が遊んだゲーム
自分が遊んだゲームは、以下。
- ないしょ探偵
- 爆弾宝箱
- にんとり!
- おつきみふくろう
- 御用達
- ペンタトリックス
- めじろおし(めじろかいほう、めじろあつめ)
- 海パラダイス
あらかじめ書いておくと、以下はあくまで自分が遊んだ感想であって、ゲームの合う/合わないは個人差があるので、参考程度に!
ないしょ探偵
中村誠さん(ブース:J39)の新作。
まずはないしょ探偵。2人〜22人まで遊べるw
探偵役以外の人がヤバげな質問の書かれたミープルを隠し、探偵はそれを見つけ出す、というゲーム。見つけられたら、隠した人はその質問に正直に答えないといけない!
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/0c1JoxJkNn
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
隠すときは、ミープルの半分以上は見えるようにしないといけないくて、けっこう慌てるんだけど、これが意外と見つからないw
キャンディの中に隠れた二人のミープルも、迷彩が効いて見つからなかったりw
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/hPZArmogV4
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
爆弾宝箱
Cometさん(ブース:H05)の新作。
次は爆弾宝箱。ごきぶりポーカーみたいなブラフゲーなんだけど、このゲームでは一人勝ちを決める。爆弾で脱落せずに、早く30点集まられれば勝ち。
やってみると、爆弾を出すとき以外のときにはウソをつけないので、意外と戦略的?
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/tiriJZPSrY
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
にんとり!
ちゃぶだいげえむずさん(ブース:H35)の新作。
にんとり!
お宝を集めていくゲームなんだけど、うーん、コメントに困る(^^;
あえていうと、ガチャかな? 課金出来るわけでもないんだけど・・・
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/dTO0mtKGoc
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
このゲームについては、ゲームに思考性を求めるプレイヤーにはノット・フォー・ミーだと思うので、ミスマッチが起こらないように注意して欲しいかも。
基本的に、ダイス運、めくり運が99%を占め、そこにプレイヤーの意図が介入する余地はなし。
具体的には、ダイスゲームによくある「ダイスの振り直し」や、タイルをめくるゲームによくある「バーストするまでは、めくるかめくらないかを選択していい」といったルールは、このゲームには存在しない。
ダイスは毎手番1回だけ振って、タイルをめくる枚数も1枚だけ。(ダイス目がいいと、追加で数枚タイルを貰える場合もある)
プレイヤーの意図が介入する唯一の要素が、「手裏剣」というタイルがめくれたときで、これで他人のタイルを奪ってくることが出来たりする。
ただ、このタイルがめくれるかどうかも運で、かつ、タイルを奪うことを選んだ場合、直接攻撃となるので・・・
おつきみふくろう
ぷくまにあさん(ブース:C04)の新作。
おつきみふくろう。カードをプロットし、それを解決する中でお団子を積んで得点を稼ぐゲーム。
ルールを読んだときにはコントロール効かないんじゃないかなと思ってたけど、そこまで気にならなかったし、パズルみたいで悩ましい。
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/gCGu11HRd7
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
カードのプロットも、意外といろんな方針を楽しめるので、面白い。隣り合わせにしたり、離したり、どろぼう入れたり入れなかったり。完全にコントロール出来るわけじゃないけど、これくらいのユルさが正解なのかな。
あと、コンポーネントがやっぱりステキだよね。
#ゲムマ新作
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
御用達
Power9Gamesさん(ブース:J05-06)の新作。
御用達。隠匿された数字チップで競りを行って、資源を獲得→得点化を行うゲーム。モルゲンランドっぽいらしい(自分はモルゲンランド未プレイ)。
個人的にはすごく面白かった。(けっこう続く
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/c0JxJFyeZr
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
続き)プレイする前は、数字が見えない状態でベットするので、結局フタを開けてみたいと分からないんじゃないかな、とも思ったんだけど、チップの数が限られているので(ブラフ的に)使うにはもったいなくて、ちゃんとした読み合いが発生して、かなり悩ましい感じ。(続く
#ゲムマ新作
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
続き)得点カード単体の点数の他に、各色のマジョリティ争いもあり、その中でやれることも限られているので、一手一手でかなり悩まされる。今回はお試しで3ラウンドだったけど、実際には6ラウンドあるので、ラウンドごとの押し引きというのも発生し、これまた悩ましい。(続く
#ゲムマ新作
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
続き)実は今回2回遊んでいて、1回目は4番手スタートで厳しく感じたのだけど、それでも意外と戦えて、最後、痛恨のミスをしてなければ、勝てたかもという感じ。
2回目は1回目よりもカラい場で厳しかったけど、ギリギリ勝てたw
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/4i5R1xI9s2
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
今回遊んだゲームの中では、御用達が一番気に入ったかな。
前作の「ひつじとどろぼう」も面白かったので、オススメ。
なお、御用達については、ハッシュタグをつけないで、もうちょっと呟いてたり。
ちょっと思ったのは、競りの雰囲気として、クニツィアの「ビジネス」のバリアントルール(非公開競り)を入れた感じに近いのかもなぁ、ということ。逆に言えば、バリアントルールなし(公開競り)の方式を入れることも出来そうで、そうするとガチ度がさらに上がりそうだな、と思ったり。
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
御用達にバリアントルールで、
- チップはすべて表向き
- 1つのエリアにベットできるのは1回のみ
- 最初の1巡は、他人と同じエリアにベットしてはダメ
- 1回のベットで最大2枚までベットできる(※これは「ビジネス」とは違う)
とすると、限りなくガチになって死にそうw
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
直接攻撃が可能になるので、全員が1位を目指すというゲーマー同士の認識がないとゲームが完全に壊れるけど、ガチゲーマー同士なら全部表向きで戦うというのも、ありそう。
悩ましすぎて死ぬけどw
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
ペンタトリックス
ペンタメローネさん(ブース:J07-08)の新作。
ペンタトリックス。トリテ+エリアマジョリティ。
ルール読んで、コントロール効かなそうだなぁと思ったけど、実際、コントロールはそんな効かない。けど、このゲームのポイントはそこじゃなくて、どうやって得点に結びつけるか。
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/iv9Z6I0Cs2
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
トリックで負けないとコマは置けないけど、トリックで勝たないとそもそもエリアの点を変えられなくて、そのジレンマの中でどう点数に繋げていくことが出来るのかを考える必要がある。けど、これがなんとも難しい。
#ゲムマ新作
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
ゲームが終わってから「難しい」を連呼してたけど、これはこのゲームが気に入らなかったということじゃなくて、あともうちょいで分かりそうな気もするんだけど、もう一歩届かなくて、そこを考えるのが悩ましく面白いという意味。いや、ホント難しいんよw
#ゲムマ新作
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
ちょっと補足しておくと、このとき考えていたのは、手札にある強いカードと、駒を置いていくエリアの関係。
どのトリックで勝てるかというのと、負けたときにどのエリアに駒を置けるのか、というのは、手札である程度決まってくるので、手札を元にある程度方針が立てられそうかな、と。
例えば、実際にプレイしてたときに「ぐぬぬ・・・」となったこととして、手札の中で強いスートの対面のエリアに駒を置いてしまったので、トリックに勝ってしまうと、他の人の(エリアの)得点を伸ばし、自分の点数を下げてしまう、というのがあった。
あるいは、切り札を使って勝ち、自分の駒の置かれているエリアの点数を上げようと思ったら、自分はそのエリアには置けないので、他の人にエリアに入ってこられてしまって、点数を上げるプレイが他の人の得になってしまったりとか。
このあたり、手札の様子からどう立ち振る舞うのが正解なのかがけっこう見えそうなんだけど・・・まだ掴めていない感じ。
めじろおし
シンガリハットさん(ブース:J34)の新作。
めじろおし。2種類のゲームが楽しめて(今後増えるらしい?)、「めじろかいほう」(「かいほう」嶺上開花(りんしゃんかいほう)の「かいほう」とのこと)と「めじろあつめ」の両方プレイした。
どちらも小品だけどサクッと遊べるいいゲーム。
#ゲムマ新作
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
まず、めじろかいほう。3枚のカードで役を作るとアガる機会を得られ、役を作るたびにアガれる確率も増えていく。他人の捨て札でロンもできるw(めじろん!)
面白いのが役の作り方で、「SET」と同じ感じ。手軽だけど面白いw
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/iQ4LehWOOq
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
次は、めじろあつめ。こっちは手札3枚中のめじろの数で勝負する。最後の捨て札のスート(花)のめじろは2倍になるので、どのタイミングで勝負するのかがポイント。
いけそうでいけなかったり、スートがなかなか合わなかったりw
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/1siuyPsbzX
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
ちなみに、これで500円らしい・・・シンガリハットさんはコンポーネントの出来がいいのに対して毎回値段がお安いので、どうやって仕入れをしてるのかがかなり気になる。
海パラダイス
植民地戦争+αさん(ブース:G15)の新作。
最後、海パラダイス。ブループリントみたいに、親が振ったダイスを1つずつとっていき、それで水族館の生き物を集めていく。
重ねたり、ラインを揃えたりするとボーナスチップが貰え、最後に得点になるダイスを振れるw
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/dqx1RYL6fD
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
ダイスを振るけど、それは場のランダム性を生むためのシステムなので、他のプレイヤーとの駆け引きが肝になる。自分を優先するか、他人を走らせていいのか・・・かわいい見た目に反してゲーム性は高い気がするなぁ。
#ゲムマ新作
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
でも、最後、逆転のダイスをジャラッとたくさん振れるので、それで番狂わせもw 自分もダイス目がよくて2番になれたw
もっとも、1位の人は計画的にボーナスチップを集めて、18個のダイスを振って(自分は8個)、圧勝してたw
#ゲムマ新作 pic.twitter.com/8avtnJNaV7
— やまいも (@yappy0625) November 7, 2015
ちなみに、この駒は消しゴムで、水族館とかで(内容物はランダムで)まとめ売りされてるみたい。
それを問屋さんに問い合わせて、大量にゲットしたんだとか。
今日はここまで!