昨日は本文の印刷まで説明した。
今日は本文の組立てをやっていく。
本文の裁断
まずは本文の裁断から。
これは何をやるのかというと、A5の内容をA4の紙に印刷したので、半分に切って、A5サイズにするという作業。
実際のところ、これは裁断する代わりに折るというのでもOK。
ただ、
- 折る作業より、切る作業の方が楽
- 背を糊で固めるとき、切った方がよりしっかりと留まる
という理由から、裁断する方をオススメしたい。
さて、では実際にどうするのかというと、以下のとおり。
まず、クリップを使って定規を印刷した紙の束の中央に固定する。
このとき、一番上の紙だけ折って折り目をつけておくと、中央の位置が分かりやすい。
そして、あとは定規に沿ってカッターを何度も走らせるだけ。
そうすると、こんな感じに簡単に裁断することが出来る。
裁断(もしくは折る作業)が終わったら、紙をページ順に並べてまとめていく。
(この作業がかなり大変だった・・・1冊で50ページ〜80ページ近くあるので)
切れ込み入れ
裁断(もしくは折る作業)を行ったら、次は本文を糊で接着してまとめていく作業。
ただ、その前に、背の部分に切れ込みを入れておく。
これは何のためにやるのかというと、糊が塗られる面積を大きくするためのもの。
特に、裁断していなくて折っただけの場合には、これをやっておかないと、本を開いたときに折り目の内側と外側で開き方に差が出てきてしまってかなり変な感じになってしまう。(ただ、切れ込みを入れていても差が感じられるので、折るよりも裁断した方がいい)
まずは、次の写真のように、本の背の近くを定規で挟んでクリップで固定しておく。
こうすることで、これ以降の作業で本文がズレてしまうのを防ぐようにする。
そしたら、三角ヤスリを使って、背の部分に切れ込みを入れていく。
ちなみに、使った三角ヤスリは百均で購入したもの。
百均すごいよねw
背固め&見返し付け
ここまで出来たら、いよいよ背の部分を糊でくっつけていく。
まずは糊の作成。
糊は木工用ボンドと液体糊を混ぜて使う。
木工用ボンドだけだと固まったときに固すぎるし、液体糊だけだと接着力が弱すぎるから。
紙皿に両方を出して、歯ブラシでまぜまぜして使う。
こうして作った糊を、歯ブラシを使って本の背の部分に塗りつけていく。
塗り残しがないように、念入りにたっぷりと。
そうでないと、あとで塗りが足りなかったところで本が割れてしまったり、ページが落ちてしまうことがあるので。
そして、このとき、糊がちょっとはみ出していることに気づくと思う。
このはみ出した糊を使って、一緒に見返し紙もつけてしまう。
見返し紙として使うコピー用紙を半分に折り、前と後ろから1枚ずつ貼り付けて、本文をサンドイッチに。
そのあと、定規で見返し紙を挟み込んで、クリップで固定。
このままある程度糊が固まるまで固定しておく。
ある程度糊が固まったら、適当な大きさに切ったコピー用紙に糊をつけて、背を覆うように貼り付ける。
これで背固め&見返し付けは完了!
あとは糊が完全に乾くまで適当な重しを乗せて放置しておけばOK。
今日はここまで!
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