いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

トランプゲーム「ブリスコラ」のバリアントの話。

イタリアの古いトランプゲーム「ブリスコラ」のバリアントに関して、なんか混乱があるようだったので、ちょっとまとめてみた。

そもそも「ブリスコラ」ってどんなゲーム?

せっかくなので、ブリスコラの紹介も少し。

ブリスコラは古いイタリアのトランプゲームで、種類としてはトリックテイキングに分類される。
なお、以前紹介したシュナプセン(トランプゲーム「シュナプセン」の紹介。 - いものやま。)もトリックテイキングの一つ。

特徴としては、

  • イタリアのトランプを使用する。(普通のトランプでもOK)
  • カードの強さがA > 3 > K > Q > J > 7 > 6 > 5 > 4 > 2となっていて、3の強さがちょっと変わってる。
  • 手札は3枚で、1トリックごとに手札を1枚ずつ補充していく。
  • 途中はメイフォロー。最後、山札がなくなったらマストフォロー。
  • カードにポイントがあって、合計120点中61点以上取ったプレイヤーの勝ち。

となっていて、けっこうシュナプセンに似ている。

これ、実は変種オセロのUIの話をしたときに、ちょっと紹介してたw
変種オセロのUIを作ってみた。(その2) - いものやま。) なお、このアプリ、今はなんか画面の描画がおかしくなってるので、ちゃんと遊べないかも・・・

ゲームとしては、手札3枚というのが割とどうしようもなくて、さらにメイフォローなので、かなり微妙な・・・
個人的には、これをやるならシュナプセンや、あるいはバリアントの方をやりたい感じ。

バリアントの話

さて、このブリスコラのバリアント(変種)として、ビッドを行うバリアントが存在する。
こちらはナポレオンのようなチーム戦になっているのが特徴。

ところで、このバリアントに関して、混乱があるようだ、というのが今回の話。

たまたま目に止まったツイートで、次のようなものがあった:

ブリスコラをちょうど前述のアプリで知っていて、しかもそのゲームが割とアレなことを知っていたので、これは普通のブリスコラとどう違うのかなぁ、と。

ただ、「ブリスコラ・プジャルタ」で検索しても、一向にヒットしない・・・
おかしいなと思っていろいろ調べてみると、どうやらいろいろと混乱があるみたい。

ここらへんはTwitterでツイートしたので、載せてみる:

自分はこのプジャルタ(ブジャルタ)というのを、バスタルダがどこかで間違えられてそうなったんじゃないかな、と想像したのだけど、実際には「ブリスコラ・キアマタ」の別名の一つに「ブリスコラ・ブジャルダ」(ブジャルダ(bugiarda)はイタリア語で「うそつき」という意味らしい)というのがある、というのが正解みたい。
この名前は、Varianti della briscola - Wikipediaでも確認できる。(イタリア語なので読めないけどw)

なお、そのあとマサイキリンさん(@masai_kirin)から、ご自身のサイトを紹介してもらった。(こちらでは「ブリスコラ・ブジャルダ」と呼んでいる)

実際に遊ぶ場合、このサイトを参考にするのがいいと思う。

今日はここまで!

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