いものやま。

雑多な知識の寄せ集め

OS

『OS自作入門』を読んでみた。(その6)

前回はリンカとリンカスクリプトを使ってアドレスの問題を解決した。 これで最初のOSっぽいプログラムは一応完了で、次はちゃんとフロッピーディスクの内容をメモリに読み込んで実行するIPL(Initial Program Loader)を作っていくことになる。 ただ、その前…

『OS自作入門』を読んでみた。(その5)

またまた間が空いてしまったけど、前回の続き。 今回はアドレスの問題を解決していく。 逆アセンブル おさらいで、何が問題だったかというと、ブートセクタはBIOSによってメモリの0x7c00に読み込まれるのだけど、このコードだと先頭が0x0000だと思ってリンク…

『OS自作入門』を読んでみた。(その4)

またまた間が空いてしまったけど、前回の続き。 今日は実際のブートコードの部分を見ていく。 Intel構文とAT&T構文 前回も少し触れた通り、本はNASMに似た筆者作のアセンブラを使っていて、その構文はIntel構文になっている。 一方、自分の使っているGNU as…

『OS自作入門』を読んでみた。(その3)

前回からだいぶ間が空いてしまったけど、続き。 前回は擬似命令を使ってただデータを作っただけだったけど、それではアセンブラを使ったとは言い難いので、今回はちゃんとしたアセンブラを書いてみる。 ちゃんとしたアセンブラのコード と言うことで早速、ち…

『OS自作入門』を読んでみた。(その2)

前回はVimをバイナリエディタとして使って直接フロッピーディスクのイメージを作った。 今回はアセンブラを使ってフロッピーディスクのイメージを作ってみる。 Binutilsのインストール 本ではNASMに似たnaskという著者作のアセンブラを使ってるけど、やっぱ…

『OS自作入門』を読んでみた。(その1)

前回、『30日でできる! OS自作入門』を読んでいることをちょこっと書いた。 30日でできる! OS自作入門作者: 川合秀実出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 36人 クリック: 735回この商品を含むブログ (299件)…